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レジリエンスよりもマインドフルネス!

困難な状態でもそこから自力で立ち上がる「レジリエンス」の重要性は、ビジネス界でも教育界でも言われてきたことです。特にコロナ禍で人間関係が希薄になってきていて、ネガティブ思考に陥りやすい人が多くなっている今、さらに「レジリエンス」を必要とされています。

しかし、「レジリエンス」はある意味根性論みたいなところもあり、精神的に弱い人にとっては厳しい一面もあります。
精神が弱い人には「レジリエンス」よりも「マインドフルネス」のほうが、効果的な場合もあります。

「レジリエンス」は、悪くなってからの回復手段ですが、マインドフルネスは悪くなる前から日々精神力アップの準備が可能です。
悪い状況になる前から日々、繰り返しマインドフルネスの鍛錬をすることで、悪い状況になっても精神へのダメージを最低限にすることができます。

例えば、以下のようにマインドフルネスを鍛錬することができます。
ネガティブな感情になったら、その感情を客観視してみましょう。

例えば、上司から怒られてすごく嫌な気持ちになったら、一度嫌な気持ちに支配されている自分から離れて、「この感情は一体どこからきているのだろう。なぜ自分は嫌な気持ちになっているのだろう」と自問してみるとよいでしょう。「嫌な気持ちは不安から起こっている」と感情を客観視することで、自分が自分自身の「観察者」となり、その感情から距離を置くことができます。つまり嫌なことでも他人事のようにとらえることができます。

マインドフルネスは、瞑想することだけはありません。自分の呼吸に集中するだけで、嫌な気持ちを引き起こす体内ケミカルの「コルチゾール」や「アドレナリン」の分泌は抑えられます。

呼吸を調えることができたら、「今の悪い状態は将来どのように役立つだろうか」と考えてみましょう。例えば「今このタイミングで怒られていてよかった。今ミスを指摘されなかったら、もっと悪い状態になっていた」といったふうに、悪い状況の中から学べるプラス面を探してみることが大事です。そうすることでマイナス思考に心が支配されにくくなります。


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