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塩崎 沙和のnoteについて

はじめまして。
普段『絵日記学』の講師をしています、塩崎 沙和と申します。

こちらの記事では、私の自己紹介と、このnoteで私が書いている記事についての説明をしたいと思います。

私は子供の頃から記憶障害がありました。とにかく覚えられないんですね。覚えようとしたそばから、みるみる忘れていく。
寒い冬、ハーっと息を吐きかけて曇ったガラスに書いた文字のように、文字も絵も、みるみる消えていってしまいます。

そういうわけで、子供の私はなかなか授業についていけませんでした。なのでどうにも授業中が退屈です。
気がつくと、ノートの端にずっと落書きをしているんですね。(それで急にノート提出になっては、よく先生に怒られてました。笑)

さて、記憶障害で困るのは、なにも学校の勉強だけではありません。
大事な約束や家族との思い出なども、容赦なく消えていってしまうんです。
それが子供ながらに、とっても悲しかった。。

そこで中学3年の頃、一人でこっそり始めたのが日記でした。
今日あったことの記録を取っていけば、頭の中では綺麗さっぱり忘れても紙の上に残っているので安心です。

そしてこの日記に出来事を書いたあと、ついいつもの癖で落書きを描いてしまった。。
これが「言葉」と「絵」による出来事の記録で、『絵日記』になったわけです。
書いてみて、読み返してみて気付きました。
「…え、なにこれ超楽しい!」

それから夢中で絵日記を書き続け、気がつくと23年以上経っていました。
すると周りの人からこんな風に言われるようになります。
「絵日記を書いて、何かメリットあるの?」
「それやって将来なんの役に立つの?」
「その時間やエネルギー、勉強や習い事にかけていたらよかったのにね」

残念ながら、なにも言い返せませんでした。
だって絵日記を書く理由、私もわからないから。
でも、じゃあやめて他の意味あることをするかというと、楽しくてやめられないんですね。なんなら、「絵日記やめろ」と言われても、どうしてもやめられないレベルにまでなっていました。

「うまく説明できないけど、意味やメリットは全然私もわかってないけど、…でもなんかすっげぇ好きなんだよね」という、自分の中で感じているこの気持ちだけは唯一確信が持てる、確かなものでした。
この「ただただ好き」という気持ちを手がかりに、そのまま絵日記を書き続け大人になり、17年後、絵日記学の講師』として起業します。
「絵日記を書いてても、そんな職業なんてないでしょ」に対して、「なかったので、自分で職業を作ってみました!」という答えを出したんです。

だから、好きだけど何の意味や価値があるのかわからないようなことでも、もしあなたの中にその好きの種があるのなら、絶対に大事にしてほしいと思います。
だいたい子供の時の宝物って、周りから見たらただのガラクタかゴミみたいなものじゃないですか(笑)。だから、周りから無意味だと馬鹿にされたり笑われても、自分が大事だと思ったものは自分の手で捨てちゃダメなんです。
だって、今は好きな理由や意味が分からなくても、何年もずっと後になって一つの形になった時、ちゃんと自分で意味がわかる時が必ずくるから。

このnoteの筆者は、そんな、「理由はわからないけどなんか好き」という自分の気持ちを貫いて、最後はそれを仕事にしてしまった人間です。
そんな人間の書いてきた、過去23年分の絵日記を、ここで公開し、当時の自分を私自身も改めて振り返りながら投稿していこうと思っています。

もちろんその中には、黒歴史や恥ずかしさや弱さやずるさ、醜さや脆さといった自分も出てきますが、そんな当時の自分とも向き合いながら、書き進めていこうと思います。
それでもここまで、よく生きた。と、自分に思ってあげるために。
そんな一人の人間の人生を覗いて、楽しんでもらえたら幸いです。

公式の『絵日記学』のサイトでは、絵日記学の理論や心の構造など解説がメインになっているので、こちらのノートでは、ただの一人の人間の生い立ちと当時の絵日記をただただ公開した、ゆるい読み物として書いていこうと思います。
よかったら、フォローしてくださいね。

noteの絵日記では物足りない…という方は、絵日記学公式サイトの読み物をご覧いただけたらと思います。


『大人のための絵日記学』

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それではどうぞ、よろしくお願いいたします。
(*´◡`*)

塩崎 沙和


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