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進路を疑う 1999/03〜

(前回のあらすじ)
高校も3年になると、
いよいよ進路でクラスがソワソワします。

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大学どこ行く?
将来どうする?
やりたいこときまってるから専門学校?
はたまた就職で稼ぐ?

私は落書きとオシャレが好きだから、
デザイン系の専門かなーと思って、
夏休みは学校見学を何校も回っていました。

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そして、とある専門学校を見ていた時、
他にも見学に来ていた高校生同士が、

「専門どこにする?」

「まだ決まってないけど、
ここって1番評判悪いって有名だよね」

という会話が聞こえて、

「よし、じゃあここにしよう」

と決めました。笑
あまのじゃくというか、
意味不明なチャレンジ精神です。


当時、親でなく社会への反抗期だった私は、
世の中の噂やメディアを疑いまくってました。

そんなに評判が悪いのなら、それが本当か、
現場に飛び込んでそれが真実か確かめてみよう

という気質が、この辺りから芽生えます。笑


・・・一方で、
このまま進んでいいのかな?と、
今乗っている人生のレールも疑いだしました。

小学校に入学して、6年生になったら、
あなたの学区はこの中学校ねと自動的に決まり
「あ、そうなんだ」
と中学生になり、

中学3年になると、
進路を選びなさい
あなたの学力ならこの辺の高校が入れるよ
と言われて
「あ、そういうもんなんだ
じゃあこの学校に入れるよう受験勉強頑張ります」
と合格し高校生になり、
また3年生になったら次の選択をする・・・

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ここに、嫌な感覚を覚えました。

「自分の意思がない。。」

自分の人生のはずなのに、
自分で決めたと言えるものがない。
私はただお膳立てされたものの中から
ただチョイスしてるだけだ。

社会や大人を疑う全盛期の私です。笑
世の中の当たり前に流されて、
自分の人生を決めさせられるのが心底嫌でした。


デザインが好きで、
好きなことややりたいことは見つかってる。
でもそれは、
「それならデザインの学校に行くもの」
という常識に流されてないか?
でも、行きたい気持ちもある・・・。。

よし、
それが本心かどうか、確かめてみよう!
学校に行きたい気持ちが本物なら、
レールや常識に流されてなくても
自分の意思で行きたいはずだ。

というわけで、何を選択したか?

なんとフリーターになったのでした。笑

(つづきます)


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