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Kling AI。ついに本命のAI 動画生成サイトか。

今までも何度か note 上で「♡」を頂いていた sunset 様から、
2024/07/30 (火)に私の自作曲の動画化記事を中心に多くの「♡」
を下さったので、改めて確認しましたらこちらからフォローをして
いませんでしたので、フォローを致しました。
すぐに相互フォローにして頂けました。ありがとうございます。

そこで sunset 様の記事をいろいろ拝見していましたら、Kling AI と
いう動画生成サイトの紹介記事がありました。

記事中、動画生成結果をX のポストにされていましたが、それは一般公開の
アカウントでないのか拝見することが出来ませんでしたので、Google で
Kling AI を検索してみましたら、解説サイトが沢山ありました。
次のサイトが一番詳しかったので参考にしました。
(sunset 様ともども貴重な情報公開に心より感謝します。)

その日のうちに使ってみました。本記事も即日書き上げましたが、他の
話題の記事が公開順番待ちでしたので、本記事の公開が遅れました。

理想はローカル環境で動作可能(将来の無償使用幅の改悪を回避)
でしたが、現時点でLUMA AI を超える Image to Motion(Video)結果
を得られるのだとすれば、まず試して然るべき、といったところです。

ただ中共のサイトだそうです。メールアドレスを送ってアカウントを
作るのに大いに躊躇がありました(だってあれだけ長年の無償ODA に
よる国力増強支援の恩を仇で返して今や事実上の敵国ですから)が、
捨てのメールアドレスもあまり持ってない(全て目的をもって稼働中
です)ので、そのうちの1 つを使いました。上掲の解説を通しても
登録はやや小難しく何度か迷いました。

まずはメイン画面の右上からアカウント作成をします。

メールアドレスとパスワードを登録して、登録コードを貰う流れです。

人間が登録する認証としてパズルをはめ込む操作をするのでしたが
いくら左のパズルをドラッグしても動きません。

もしかして Google Chrome と相性が悪い UI なのかと考え、Microsoft
Edge でも試しましたが同じでした。
ようやくパズル自体を掴むのではなく、そのダイアログの左下の「>>」
を右にドラッグするのだと理解するまでに何度か諦めかけました。

ようやくそこを通過するも「存在しないアドレスかパスワードが違う」
との反応でまた諦めかけました。これから新規登録するのに先回りして
「アドレスが実在しない」とはどういうことだろうか、と。

少し時間がたって「Sign up for free」の緑文字をクリックするのだと
分かりました。(この画面はアカウントを作った人が入る画面でした。)

ようやくメールアドレスとパスワードを新規登録出来ました。

すぐに登録コードがメールで送られて来て、Sign in 出来ました。

24 時間内に使える credit は 66 。
5 秒生成の Image to Video には1 動画生成に 10 credits。
静止画生成の Text to Image には1 画 0.2 cledits。

つまり1 日6 本の動画生成した後も、30 画の静止画生成が可能です。
無償使用では動画、静止画とも右下端にロゴが入りますが、画面対角線
上かつ面積が極めて小さいので拡大トリミング(クロップとフィット)
で画面外に追いやっても拡大による画質の劣化はそれほど影響はない
でしょう。実はLeonardo.Ai ではロゴが大きく横幅が長いために、時折
それが気になるケースが正直ありました。
静止画では IOPaint-LaMA (LamaCleaner)でロゴを消してしまえます。
(本記事の末尾の作例をご参照ください)

まずは動画の質をみました。
前回、LUMA AI の Dream MACHINE を評価した記事で使った静止画を
今回も比較のために使いました。

全部まとめての比較動画は作りませんが、今回、その3 画を使って
それぞれ2 シーンを生成したものを一本化しましたので、
先の動画と併せて4 サイトの比較をして頂けます。

ここまでの動画を生成できるのでしたら、このサイトが最も高水準の
静止画 ⇒ 動画生成を提供してくれると考えて良いでしょう。
元静止画によっては、LUMA AI の Dream MACHINE の力強い動きが
勝る印象もあり、両者を併用することで、従来より次元の高い動画を
1 日あたりの件数の点でも、より多く得ることが出来そうです。

(毎度ながら再生画質設定は1080p でお願いします。)

先日使ってみた Magic Animate のように他者との待ち行列を感じることも
なくただちに処理に入ります。処理も数分以内。経過も見られるので
とても快適です。「あなたの創作は進行中。仕上がるまでコーヒーブレイク
を楽しんで!」などと書かれています。

中共、留学中の技術習得時代に欧米文化に触れたのか、なかなかオシャレ
なことを…。「のび太のくせに生意気だ」的な物言いでしょうか?(^^;)
まあ実際のところ、既に社会問題にもなって久しいディープフェイク動画
の仕上がりを見ても、この分野における中共の存在は「のび太」どころか
「ジャイアン」を超える圧倒的な存在ではありますが。

少なくとも現時点では生成にかかる時間は数分程度で、コーヒーブレイク
どころか、お湯を沸かしてインスタントコーヒーさえ飲むゆとりもない
速さで動画が生成されます。
この点「IN QUEUE」に入ったまま数時間待たされる LUMA AI の
Dream MACHINE より圧倒的な速さです。
Leonardo.Ai の Image2Motion も数分の動画生成ですが、出力される
動画の質において、Kling AI が圧倒的に上です。
(このあたりは継続して深堀りして記事化します。)


次に静止画です。代表的なローカル PC でのSD1.5 ベースの自身の描画
を選び、それらはCivitAI に画を登録してあるのでプロンプトはそこから
自身で再利用可能ですから、それで描画させてみました。
(ロゴは消していませんので、大きさと位置のご参考まで。)

Image to Video の速さを考えれば、Text to Image はもっと速いのかと
期待するも、それほどではありません。が、遅すぎるほどでもありません。
(やはりインスタントコーヒーも飲めません。)

まずはこの過去の作例のプロンプトで描画させました。
(プロンプトは CivitAI でご参照できます。)

例の「magic Prompt」です。
ですが、ここでは正しく「詳細な惑星探検家のミディアムショット
(膝上からの肖像画)」に近い画を得ました。

過去の xxmix9realisticsdxl_v10.safetensors での同じプロンプトの自身の
描画にこのように近い表現がありました。
(CheckPoint ファイルを指定 / 確認出来る箇所は無さそう)

次はこの作例でのプロンプトによる描画です。

SDXL 系の CheckPoint ファイルを使った描画のようなので、かつての
mage.Space 同様に、西洋人が考える東洋女性のように、ややバタ臭系
の顔が続出してかなり馴染めませんでしたが、プロンプトをいろいろ
いじって徐々に馴染める感じの画も出て来ました。
多数の描画からセレクトした上で、その変遷を時系列で並べてみました。

ザンバラ髪が気になり short cut hair をプロンプト追加したものの、
何故か最後まで反映出来ませんでしたが、
SDXL 系の CheckPoint ファイルでここまで描ければ、まあ充分かとも
思えます。
(やはり私は SD1.5 ベースの人物像の極め尽くされた美しさに感情移入
を覚えます。)

なお、生成された静止画 png ファイル内にはプロンプト情報はメタデータ
として含まれませんが、UI 上の右端から画像を選んで参照 / 再利用する
ことは可能ですので、どのあたりのプロンプトの試行錯誤がベストだった
かを後で振り返る(かつ再利用する)ことが可能です。
(このあたりも mage.Space に似ています。)

次はこの例と考えましたが、正直のところ頭抜けてお気に入りの画にも
関わらず、CivitAI へは動画での登録しかしていなかったようです。
自身でも意外でした。

全く同じプロンプトを用いたローカル描画は CivitAI 上にありました。
そのプロンプトを使って描画させました。

重厚なメカ画ではあるものの、残念ながら古典的な二重の車輪形状の
宇宙ステーション画には最後までなりませんでした。

最後にこの作例のプロンプトでの描画です。

背景が木星らしい画は最初のものだけでした。ややファンタジー調が
強まりましたが、そもそもの設定「木星の衛星カリストの水上都市」が
ファンタジーではありました。緻密な描画ぶりには正直感心します。

中学生時代に図書室で見て心酔した Chesley Bonestell の宇宙画に
あった「sence of wonder」(その後、現在に至る長年の惑星撮影も、
現在のような養成/募集ルートも未開だった時代に宇宙飛行士を目指した
青年期の努力も全てはそれがルーツ)がこの一連の画にはあります。

この画のロゴを このように IOPaint-LaMA (LamaCleaner)で消して
しまえば、もうオンライン描画サイトの無償使用の範囲では無敵では
ないでしょうか。(描写力でいえば、かつてのmage.Space の無償 SDXL
より明らかに上を行きます。)

なかなか楽しめました。
静止画生成に関しても mage.Space にとって代わる最強のサイト、と
いう好印象です。サイト刷新により mage.Space に蓄積したノウハウを
利用出来なくなった大き過ぎる喪失感を補って余りある感じです。

他のアカウントからの作画を参照させていただき、自身の描画の参考に
するフェーズはまだこれからではありますが。

Kling AI のフロントページの「Gallary / Latest 」一覧から感心した画を
クリックして選び「Clone & Try」ボタンで自身の Text to Image 画面に
プロンプトが入る流れで、かつての mage.Space の 「explore」画面
(テーマ別分類や検索機能もありました)から感心した画を「Rerun」
させるのと同じ要領で使い易いです。プロンプトをローカルPC に
持ってくることも mage.Space 同様に可能です。

早速 1 枚、描かせてみました。

ローカルPC の Stable Diffusion Web UI Forge で CheckPoint ファイルに
xxmix9realisticsdxl_v10.safetensors を使い、そのプロンプトで描画
させました。

かつての mage.Space と同様にアイデアバンクとしてKling AI を扱うこと
も出来そうです。あまりの味わいの違いが逆にむしろ単なる模倣を超える
印象です。

Leonardo.Ai 動画生成のロゴ表示に対応することでの、拡大による画質
劣化も気にはなり始めていたので、同様に無償使用の幅が将来の機能
エンハンスで狭まる懸念はこのサイトにも否めませんが、当面、主力の
静止画→動画生成サイトの大本命として扱っても悪くない、というほどの
圧倒的な好印象です。

翌日の credit 復活は比較的早い時間帯に行われたようです。
「24 時間中に使える 66 credits」という表現は単に1 日単位の付与と
いうことで、最初に使ってから24 時間刻みで更新されて行く訳では
なさそうです。


(追記:同日)

月が変わって Runway の credits が付加されるかなと様子を数日見て
いましたが、全く変化がありません。
このサイト(情報感謝します)によれば最初に付与される 125 credits
を使ってしまえば、後は有償契約しか無いようです。

では特定部位を動かす特殊用途への対応は貴重ですが、もうその用途が
どうしても必要な要件が出るまでは、Runway は使う選択肢から外れたと
いうことです。(自作曲「Eclipse」の動画化で使えてよかった。)

しかも有償契約しても月末まで使わないとリセット(繰り越しなし)との
情報も他サイトにありました。
有償件数を勝手に召し上げですか?。一体何様なのか…。

LUMA AI の Dream MACHINE は「Account」ページに「30 generations
per month」とあり現時点の状態「You have 24/30 generations remaining
for the month. You are using the free plan.」も個別に把握されていました。

加えて、

「Free generations: Your 30 free generations refresh on August 16, 2024 at 9:26 AM.」

2024/08/16 09:26 AM. に30 生成分のリフレッシュがある(恐らくは
追加付与でなく繰り越しなしで 30 生成分)と明示がありました。
ならば綱渡り的ではありますが、LUMA AI の Dream MACHINEは
継続してKling AI と併用していけそうです。

この点でもLeonardo.Ai と同じく、毎朝に新たな credits の付与がある
Kling AIは扱い易いです。


ご覧いただきありがとうございます。




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