flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors による当方代表作風の描画を。(1/2)
微妙なニュアンスの出来の差異を認識し易いからこそ、こだわりを
もって検証が出来る(本当にそれが最大の理由であって、美しい成果
への深い感動はあるものの、個人の趣味嗜好とは実はあまり関係が
ありません)サイバー女子隊員画以外に、当方の代表作風の題材を
flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors がどのように描画するのかを
試してみました。LoRA F1 ファイルによる修飾はありません。
「木星の衛星カリストの水上都市からの眺望」
Callisto, a moon of Jupiter, a city of water, Jupiter hazy in the sky, photo-realistic
SD1.5 ではこんなあたりがベスト画でした。
flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors による描画です。
SDXL で描かせた画に近い印象です。画質はかなり向上しています。
静けさが漂う画で、水上都市っぽくはないですかね。
衛星が木星の赤道面上を周回するという大前提からは、木星本体の
見え方がややおかしい画があるかな、という点は看過できませんが、
カリスト上での立ち位置によって、あるかもなあと考えておきます。
(カリスト上で木星の赤道面より下?南?に下がって行くと相対的に
カリストの空には木星が高く昇るように見える…のかも)
膨大な種類の CheckPoint ファイルをとっかえひっかえの上、灰色マスク
合成処理(画面下半分を中性灰色マスクしたものを IMG2IMG 処理して、
同時にその上に TXT2IMG 処理でプロンプト描画した力技)まで行った
SD1.5 画を超えるのは、FLUX.1 dev でも難しそうです。
中学生時代の原体験の印象も SD1.5 画が近いです。
「宇宙ステーション(古典ハード SF 仕様の回転重力発生形状)」
(single, only one), (extremely detailed, space station like a wheel in orbit in space, giant planet background), (4k, 8k, extreme detail, ultra quality, HD, high definition, HDR, high dynamic range, octane render)
この題材はSD1.5 は不得手で、膨大な種類の CheckPoint ファイルも有効
なものはありませんでした。(しかしこの時のトライがあって、プロンプト
を mage.Space 刷新後もローカルPC に残せたのでした。)
SDXL を主にメカ画に使いだしたのは、このあたりが得意のようだった
からでした。これらの画は全て旧 mage.Space の無償 SDXL によるもので
かろうじて描画後、ローカル PC にダウンロードしていたものです。
flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors による描画です。
先の記事で一足先に動画化の題材として採用した画も含まれています。
SDXL 画を超えるゴシック風味もある重厚で立派な建造物の描写です。
ただ真空と無重力の環境ではコンクリートによる建造が出来ない(真空では水が液層で保持できず型に流し込めない)ので、やや質感がそちらに傾いて
いる感じは「それじゃないかも」感も無くはないです。
「廃棄された異星開拓拠点の哀愁(1)」
自身としては代表的な描画題材のつもりが、CivitAI に静止画の作例が
見つかりません(何言ってるのかこの耄碌)。
動画はあるのでしたが….。
きっとこのAI 描画ストーリーに纏めてしまったので、独立した画の作品
として CivitAI に公開しなかったものと思われます。
ただこの画も 旧 mage.Space の無償 SDXL で描画したもので、
当時はプロンプトが画とともにサイト上に残されてあったのですが
サイト刷新で全てが消されてしまいました。
なので、ゼロから作文してみました。
Melancholy, evening view of abandoned planetary settlement base, no people.
flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors による描画です。
中にはまだ人の存在を感じる画もありますね。人が去った後も
稼働し続ける機械などがあるということかもしれません。
地球の月が空にかかっている画が多く、それらは採用になりませんでした。
IOPaint-LaMAで消し込んでも良いのでしたが…。
いまいち、達成感には至りませんでした(^^)。
「廃棄された異星開拓拠点の哀愁(2)」
「廃棄された異星開拓拠点の哀愁(1)」の記憶より最近にも似た題材を
扱ったようなので(おいおい)、CivitAI 投稿分からそれらのプロンプトを
持って来ました。SD1.5 による描画です。
A photo of a grim planet marked by craters and charred wastelands. War-torn structures stand desolate and abandoned under a red ominous sky. Dilapidated skyscrapers rise out of the bleak barren deserts, their glassy eyes hollow and lifeless. Rubble and debris sprawl out endlessly onto the horizon, a stark contrast against the eternally bleak, gray and heavy clouded sky. The only reminiscent of a forgotten war.
flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors による描画です。
不思議にゼロから作文した「廃棄された異星開拓拠点の哀愁(1)」
とプロンプトは異なるのに描写が似ています。
やはり背景に大きく月がかかる画が沢山出ました。
こちらのほうが無人感はありますね。
開拓拠点の建物が高くそびえ立つのは、重力が弱いので容易にそのような
構造物を建築出来た、と解釈出来そうです。
ここで続きます。
ご覧いただきありがとうございます。
(2024/09/12 執筆)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?