たかが猫、されどネコ
群ようこ。
大笑いしながら読んだこの本は、普通の「ねこ好き」にはわからない要素がたくさんある。ケラケラ笑る私の声を聞いたら、きっとアメトークでも見てるのかと思われるんじゃないかな。
八百屋さんにいる25歳になる白猫は、一日中寝ているのに猫好きのお客さんがきたときだけ挨拶にくる。店主が紹介しないと鳴き出すのでその度に
「この猫は25歳になりまして…」と紹介をする場面があるのだけど、紹介って本当に紹介するんだと一人でツッコミ。
その白は化け猫だから飼い主が近所の噂話をしていると、こっそり起きてきて横でウンウンと頷きながら聞いているそうな。
ねこ好きの人が読んだらどんな風に感じるのかとても気になる。
うちの猫はわたしが電話をしていると、うるさいと言わんばかりに壁を連打するのである。電話の相手である母にも当然聞こえるので「お父さんが電話してたら鬱陶しいから分かるわ~」と母。うちの猫は噂好きではないかもしれない?
本の中で印象的だったこと。
ねこが横歩きで走り回っている(これめっちゃ笑った)
怒るとウエェと鳴く猫がいる(虫を見たときに鳴くアレかなー)
腹いせに大事な着物にうんこする(あるある)
子猫にトイレの砂を手でさらさらとすると飛んできてうんこと放尿をする(わかるわー)
うちの子は、新しいトイレ砂を追加すると床でゴロンゴロンして喜びを体現してくれます。よろこんでいただけて大変幸栄です。
そいえばまだ小さいとき、砂の袋を八つ裂きにして遊んでたな…。
砂大好き。やっぱり砂漠から来たってのは本当なのかしら。
日本にしっぽの短いボブが多いのは、昔尾が長い猫は化け猫になるから短い方が重宝?されてたらしいと書いてあった。
もしそれが本当だったら、長いしっぽを前足の前まで巻いてお座りしてる上品な猫が妖艶に映ったのではと思う。
それくらい美しかったということにしよう。
猫ってほんとにかわいい。
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