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藝大生の「かなりステキな作品」が見られる穴場スポット

参加中のメンバーシップ「オトナの美術研究会」の月イチ企画、「#美術館周辺のおすすめスポット」について書きます。

◆上野にあります

その穴場スポットは、上野にあります。

上野といえば、ミュージアムの宝庫。ベルリンの博物館島に負けないくらい、有名な美術館が多数集まっています。また、東京文化会館もあるので、オペラやコンサートなどが開かれるときにも訪れる機会があります。さらに、動物園もあります。子パンダの成長を見守るために、けっこうな頻度で通ったこともあります。(冒頭写真は2018年に撮ったシャンシャン)

そんな文化的教養と動物愛を育める街にひっそりと存在する、おすすめスポットをご紹介します。

◆地下にあります

その場所は、地下にあります。

その地下道は、「上野中央通り地下歩道」という名前がついています。

上野駅方面から来られる場合は、京成上野駅の地下から入れます。(銀座線や日比谷線の上野駅とも連絡通路でつながっています)

また、銀座線の上野広小路駅、大江戸線の上野御徒町駅方面からも行くことが可能です。

地下歩道の真ん中あたりにさしかかると、その穴場スポットが見えてきます。

◆見ごたえあります

このスポットの正式名称は、わかりません。

歩道の壁に設置された展示ブースに、6つのアート作品が並び、「台東区長奨励賞とは」というプレートが掲げられています。

プレートに書いてある説明によると、台東区は東京藝術大学と連携し、文化に関する人材を支援。平成20年度から東京藝術大学の優秀な卒業・修了作品の制作者に「台東区長奨励賞」を授与し、その受賞作品を区民や多くの人にご覧いただけるよう、展示ブースに作品を展示している、とのことです。

台東区ってすごい👍

こういう支援って、とてもステキだと思います。この制度を知ったとき、とても感動して、それから上野に来るたびに、この展示ブースに足を運んでいます。

展示は、約1年で変わるそうですが、本当に良い作品があるんです。作者の専攻は、彫刻や工芸、デザイン科などさまざまで、素材も表現も多彩なアートが並んでいます。

人間の本質を見つめるような鋭いものから、ほっこり癒し系のアニマル作品まであり、展示数は少ないけれど内容は濃厚。何度見ても飽きません。

現在展示されている作品の詳細や、作者のコメントが下記サイトに載っていますので、ぜひご覧になってみてください。

また、これまでの作品は台東区ヴァーチャル美術館で見ることができます。

藝大生のアート作品は、藝大構内にある「藝大アートプラザ」でも無料で見ることができます。ここでは、アート作品を購入することも可能。以前、彫金のリングを買ったことがありますが、一点モノのおしゃれなリングはアート好きの友人たちからも絶賛されました。

上野のミュージアムに来られたら、ぜひ藝大生のアートやショップも楽しんでみてください!





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