色彩のシャワーが心地いい美術展@「今井俊介 スカートと風景」
初台にある東京オペラシティアートギャラリーで、「今井俊介 スカートと風景」を楽しんできました。
◆スカートから生まれた!
会場内は、とにかくカラフル。鮮やかな色彩にあふれています。
展示作品は、どんなジャンルになるのでしょうか? 抽象のような、模様のような、デザインのような、不思議なアートです。
会場で流れていた作家のインタビュー映像で、今井さんは作品について「自分が絵と思えば絵。デザインと思えばデザイン。作り手の気持ちの持ちようで、僕にはこの違いは重要でない」とコメントしていました。
さらに、「知人のスカートを見て、その美しさに魅せられ、スカートが風景と思って描き始めた」とも述べていました。
1枚のスカートがきっかけで、アートが生まれるなんて、ステキです。
◆作家について
今井さんは、福井県生まれ。武蔵野美術大学で学んだ方です。
先述のインタビュー映像によると、お父様が美術の先生で、幼いころからアートにご縁のある生活をされていたそうです。
今井さんは、ファッションブランドともコラボされ、また作品は、東京都現代美術館など国内外の美術館に収蔵されています。
◆私のお気に入り作品は…
毎回、美術展に行くと「今日のお気に入り」を探すのですが、本展では会場の空間全体がお気に入りです。
この中にいるだけで、なんだか気持ちが明るくなり、元気に前向きになれました。
カラフルな色彩のシャワーが実に心地よかったです。
◆英語解説は…
会場入り口にある最初のごあいさつ部分に、英語表記もありましたが、各作品には、日本語も含めて解説がありません。(作品リストに、「鑑賞のためのキーワード」が日本語で書いてありました)
代わりに、写真撮影に関する注意事項の英語版をご紹介します。
Taking photo is allowed. In taking pictures, beware of collision with the works behind you!
実際、写真に集中すると無意識に後ずさりしてしまうことがあるので、この注意書きはありがたかったです。
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