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1on1の沈黙をどう捉えるか

2022年8月から Engagement Run! に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、「【2023年9月特集】沈黙の1on1への向き合い方」のクラスで話し合った、「相手のための時間とは何か」について共有します。


相手のための時間とは

「1on1は相手のための時間」というのは、研修などで聞いたことがある方もいるかもしれません。

これは、1on1を実施する側が一方的に話したり、受ける側に業務の進捗を報告させるだけの時間とならないようにするための言葉なのですが、「相手にとって有意義な時間にしなくてはならない」という思いが強すぎるために上手くいかないケースもありそうです。

なぜ、沈黙が続くと焦るのか

「たくさん会話が生まれた」「多くのヒントを持ち帰ってもらった」という1on1こそが有意義な1on1である、と思っている方は、沈黙が発生すると、これらの達成度が低下してしまうため、焦りが生じます。

もちろん、会話が弾むことも、相手がヒントを持ち帰ることも素晴らしいことです。が、絶対的な正解とも限りません。
沈黙によって得られるものもある、ということを理解できれば、焦りも軽減されるかと思います。そのためには、沈黙が何を意味しているのかをよく観察することが大切です。

1on1は相手に思考してもらう時間

対話する中で、相手が自身で考えて課題や未来と向き合い、自ら決めたネクストアクションを宣言して次回に繋げるのが理想的ですが、結論に至らなかったり、そもそもモヤモヤを言語化できていない、という状況もあるかと思います。
ですが、思考してもらうことが目的だと考えれば、たとえバシッと解決できなくても、ダメな1on1ということにはなりません。

有意義な1on1のイメージを「相手にたくさん話してもらう」から「相手にたくさん思考してもらう」に変えていくことができれば、沈黙は焦りを生み出すものではなく、より味わい深い時間になるはずです。

私も沈黙を味わえるように落ち着いて1on1に臨みたいと思います。


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