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スペイン アルハンブラ宮殿 -Palacios Nazaríes-
スペイン アンダルシア州のいくつかの街を周る旅、前回のアルハンブラ宮殿"ヘネラリーフェ"から次へと移動…
"ナスル朝宮殿"へと進みたいところだが、わたしと同居人のナスル朝宮殿の入場時間は、旅の数週間前、事前に公式サイトでチケット購入した段階で入場時間を選択している。
ナスル朝宮殿は人数制限があり、入場時間を決定しておく必要がある。
(特にハイシーズンなど、ナスル朝宮殿の当日チケットはすぐに完売することも多いので、事前購入しておく事がベストかと。)
まだ時間に余裕があったので、少し他の場所を廻ることにした。
いつものように、寄り道しながら始まる…よ。w
アルハンブラ宮殿に泊まれます
スペインには、かつての城や宮殿、修道院、貴族の邸宅や別荘など歴史的建造物をホテルの一種としてリノベーションした"Parador"という宿泊施設があり、スペイン国営のParadores de Turismo de España, S.A. が運営、展開している。
その一つ、アルハンブラ宮殿内のParador de Granadaは、15世紀の旧サンフランシスコ修道院の建物を改装した宿泊施設で、敷地内にあるレストランでお茶や食事も出来る。
ほんの少しだけの素通りにて、ホテルの外観写真とか撮ってない…よ。
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庭園やレストラン、奥にホテル "パラドール デ グラナダ"がある
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どんだけ装飾金具付いとるねん…
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ライトアップされた夜のヘネラリーフェやナスル朝宮殿などは、夜間の部で予約すれば見学出来る。
(シーズンに依り、見学可能な曜日や時間が変わるはず)
"アルハンブラ宮殿内で素敵な夜"を過ごしたい方にはオススメかも。
パラドールの近くにリーズナブルな感じ?っぽいHotel Americaもあった。
幾何学模様の寄木細工
アンダルシア地方でよく見かけたアラブ伝来の幾何学模様でデザインされた寄木細工の伝統工芸品。
大小の箱、宝石箱、フォトフレームなどが飾られていたので覗いてみた。
Taller de Taracea、スペイン語でタラセアは寄木細工、タジェールは工房、作業場、アトリエなどの意味、つまりは寄木細工の工房…となるのだけれど、こちらは工房兼お土産品店。
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寄木細工の工房の入り口
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そして、スペインの遅刻する…時間にルーズな風習に慣れ親しんで暮らしていた"わたしと同居人"は見事にダラダラと進みつつ、ナスル朝宮殿に予約した時間に"ちょいと遅れた"。予約時間の入場組は既に入っていて…
係のお兄さんが、"あぁ、さっき入ったとこだわ… いいよ、入って。"
基本、自分の予約入場時間前に行って、列に並ぶスタイルだったかと。
予約時間から30分以内に入場しなければならないルールだったかな〜?
遅れ過ぎると入場できなくなることもあるらしい…で。
ナスル朝宮殿 -Palacios Nazaríes-
ナスル朝宮殿はアルハンブラ宮殿の中で中心的な建造物と言われる。
"メスアール宮"、"コマレス宮"、"ライオン宮"の三つのエリアで構成されている。過去は、まだ他にもあったという。
色鮮やかなタイル、緻密なアラベスク模様、壁や天井部分など含めイスラム建築の最高傑作の一つと呼ばれることが、素人目にも伝わるところかと。
正直、見所多過ぎて何が何かわからなくなったりもするけれど。。。
結構な数の人が同じところに集まるので…"写真撮ったら人が映るよ状態"。
タイミングを見ながら写真を撮った思い出。。。
メスアール宮 -Palacios Mexuar-
先ずは、ナスル朝宮殿の入口であり、アルハンブラに現存する最古の建物、司法、行政が行われていた場所だった"メスアール宮"から。
行政や裁判が行われていた"メスアールの間"、その横にはパティオとなっている"メスアールの中庭"があり、奥には"黄金の間"、当時の来訪者の控え室として使われていたらしい。
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広い空間なのだが、あまりにも人がいっ〜ぱいだったモノで… 壁のタイルを撮影
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向こうに見えるのは世界遺産の"アルバイシン地区"
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このパティオを綺麗に写真に納めたく、人が居なくなる瞬間を待ったが…
お一人必死で撮影しておられたので…入ってもらった(笑)
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腰壁までのタイルと、壁や天井を照らすライト…
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木象嵌というのだろうか? 金箔が貼られた豪華な天井
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真横のコマレス宮へと移動していく
コマレス宮 -Palacio de Comares-
"コマレス宮"はスルタン(王)の公的な住居として使われていたという。
見所はやはり、"アラヤネスの中庭"と呼ばれるパティオ。
このパティオの美しさを引き立てるのは、中央にある長方形の池の水面、
その水面に周りの建物、景色などが写る"水鏡"。
計算して建物が写り込むよう池を配置して作られていたという…
ほんま、よう考えられとるね。。。
水鏡の技法とはそんなに昔からあったのかと感心する。
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建物に人も写っている"水鏡"、素人のわたしでも撮れました
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もちろん座ってみた… 欲しいわ…
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わたしは柱廊端の壁や上のアーチの注目してたけど…
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柱廊の上のアーチの中がこれまた綺麗!! だった
大使の間などもあるが、写真がない… 撮ってない? 記憶にない…
ので、次に行きます。
ライオン宮 -Palacio de los Leones-
王とその家族のプライベートな場所であったという"ライオン宮"。
白い大理石で作られた水盤とその周りを囲む12頭のライオン像がある開放的な"ライオンの中庭"が最も知られているだろうか。
また、先ほどより大きな"ムカルナス"で天井装飾された"二姉妹の間"や"アベンセラヘスの間"、"諸王の間"、"リンダラハのバルコニー"も有名か。
この時は、諸王の間が修復工事中で入れない場所となっていた。
まずは、回廊にある何本もの円柱とその上部の細かく美しい装飾のアーチを見て、幻想的な雰囲気を感じながら中庭へと向かう。
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少し露出を上げて撮影、晴れているように見えるが実際は雨が降っていた。
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遂に登場、大理石のライオン…. 立髪はないタイプ…w
奥側は修復工事中の"諸王の間"
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中庭の四方は何本もの円柱とアーチが装飾された回廊
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よく見たら、鼻の辺りなど表情が違った
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部屋の中の小さな噴水
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二姉妹の間の天井装飾
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こちらは星型のような天井とムカルナス
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こちらは、リンダラハのバルコニーの天井のムカルナス
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移動途中、渡り廊下から見降ろして見えた
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下から見るリンダラハの中庭
ナスル朝宮殿…
イスラム建築の最高傑作の一つ、よく今世まで残っていた… 残したもんだ。
わたしも他の訪問者の方たちもカメラやスマホを構えては、壁や天井や床に景色もあっちもこっちも、フォーカスする事に忙しいところだった。
本当に、見所多過ぎっす。。。
去り際の雨のアルハンブラ宮殿
ランオンの中庭あたりから、少し強めの雨が降って来たり…
ランオン宮を後に、最後はパルタル庭園を抜けながら、少々雨の中のスナップショットなどサクッと。
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日本のトノサマガエルに似た種類?
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これから観光されるたくさんの方々が結構並んでいた…
アルハンブラ宮殿、さよなら…
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ず〜っと歩いて戻り、ゴメレス坂を抜けてセントロへ向かう…
アルハンブラ宮殿を二回に分けて書いてきたが、他にもある"カルロス5世宮殿"、"アルカサバ"などは以前訪れた時に見ており、この時は廻らなかった。
宮殿内のちょっとしたガーデンや景色も見つつ、写真を撮りながら、時間にして約3時間ちょっとの滞在だったかな。
訪れる計画がある方は、時間に余裕を持って見学される事をお勧めします。
季節の良い時期、二度目のアルハンブラ宮殿だったけれど、とても楽しめたことを覚えている。三度目があったとしても、また楽しめる場所かと…
ではまた、¡Hasta luego!
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