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伊香高校断熱ワークショップ 事前学習編

令和5年12月14日、15日、県立伊香高校において、断熱ワークショップを開催します。前回の記事では、企画趣旨や運営体制について記載しました。

今回は12月7日に行われた事前学習のための授業についてレポートします。

先生からのレクチャー

まず最初に、担当の先生から、①これまでの事前学習の復習、②なぜ断熱ワークショップを実施するのか?についてのレクチャーです。

伊香高校の学生さん達は、事前学習として地域の水力発電所やバイオマス発電所、断熱性能の高い家など、地域のフィールドに視察に行ってきました。それらを踏まえて、断熱ワークショップに臨みます。

サーモグラフィー体験

次に、サーモグラフィー体験です。サーモグラフィーを通して教室を見れば、「どこが寒いのか?」、「どこが暖かいのか」、一目瞭然。つまり、どこから熱が逃げており、どこを断熱すべきかが分かります。

サーモグラフィーを生徒が順番に見ていきます
教室を見渡します
人が黄色く、窓が青くなっています

講師の内山さんからのお話

最後に、当日に講師をお願いしている株式会社エネルギーまちづくり社の内山章さんから、オンラインで講演。

⚫︎気候変動問題で、特に発展途上国で火災や水害などの大きな被害が発生していること。
⚫︎世界や日本において、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標があること。
⚫︎排出実質ゼロを目指すには、省エネが重要であり、そのために建物の断熱性能を高めることが重要なこと。
⚫︎しかし、日本においては、断熱材が入っていない住宅が多く、世界的に見ると、断トツで家の性能が低く、夏に暑く、冬に寒い家が多いこと。
⚫︎光熱費も使わなくて、快適な家にしていく必要があること。

などなど詳しく解説。

事前施工ついて

ちなみに、教室は大工さん達が事前に下準備をしていただいており、教室の窓や壁にはすでに木枠がはめ込まれています。

断熱材などが準備されています

また、断熱の効果を測定するために、今回ワークショップを実施する教室とその隣の教室において、室温の計測も開始しており、準備は万端です。

教室の後ろに置かれた温度計

いよいよワークショップ開催間近です。楽しみです。

当日の様子の記事

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