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ENEOS「童話の花束」とは


ENEOS「童話の花束」について

ENEOSグループの取り組み

童話は、子どもから大人まで、みんなが楽しむことができます。読んだり、書いたり、読み聞かせたり、その楽しみ方はさまざまですが、すべてに共通しているのは、そこに“心のふれあい”があることです。年齢や性別に関係なく、作者と読者、読む人と聞く人、それぞれの間で言葉が媒介となり、想いが交わされます。童話は人と人を結ぶ、大切なコミュニケーションツールだといえるでしょう。

そんな童話を通じて社会のお役に立てればと考えた私たちENEOSグループは、ENEOS童話賞の受賞作品をまとめた一冊の童話集「童話の花束」を発行し、全国の社会福祉施設や里親家庭、幼稚園などに寄贈してまいりました。また、「童話の花束」は、ENEOSグループのサービスステーションを運営する特約店やLPガス特約店の皆様にお買い上げいただくほか、
ENEOSグループ各社とその従業員にも販売し、その売上金のすべてを「ENEOS童話基金」に組入れて、児童福祉施設等の子どもたちの自立を支援してまいりました。

ENEOS童話賞のあゆみ

ENEOS童話賞のはじまりは、1970年、宅配灯油のお客さまへのプレゼント用として発行した一冊の童話集でした。1973年から創作童話作品を初公募し、その中から優秀作品を童話集「童話の花束」にまとめて発行する活動を始めました。

半世紀にわたる長い歴史のなかで、40万編を超える応募をいただき、「童話の花束」に収録した作品は743編にもなりました。


ENEOS童話基金について

成り立ち

1992年、「童話の花束」を子どもたちのために役立てたいと考え、童話集の売上金をもとに設立したのが、「ENEOS童話基金」のはじまりです。 私たちは、基金設立以来、全国社会福祉協議会(以下、全社協)のご協力のもと、児童福祉施設等の子どもたちを対象に、その時々に必要とされる支援を行ってきました。

2004年からは、全社協が「ENEOS奨学助成制度」の運営を開始し、高校卒業後、大学・専門学校等に進学を希望する子どもたちに、1人当たり10万円の入学支度金を助成してまいりました。

子どもたちの現状

児童福祉施設等の子どもたちは、高校卒業後、自立の道を歩みます。大学・専修学校に進学したくても経済面や生活面の不安から、断念せざるを得ない場合が多く、進学率には大きな格差があります。

子どもたちの未来のために

「ENEOS童話基金」および「ENEOS奨学助成制度」は、子どもたちの進学を金銭面から援助することで、子どもたちが将来、社会的に自立できるよう支援することを目的としています。

※出典:厚生労働省「社会的養育の推進に向けて」令和4年3月31日

支援の流れと実績

「童話の花束」の売上金は「ENEOS童話基金」に組み入れられ、
「ENEOS奨学助成制度」の運営資金となります。
2021年度は、798名の子どもたちに支援を行うことができました。
2004年の制度運営開始以来、8,033名の子どもたちに行った支援は、累計で約8億円となりました。

奨学生からの声

  • 社会福祉士の資格を取るために、大学で勉学に励んでいます。夢に向かって頑張ることができるのも、応援してくださっているみなさんがいらっしゃるからです。その期待に応えられるように精いっぱい尽くしていきます。

  • 大学では畜産の専門的な知識を学び、卒業後は海外にいる親族を助けるとともに、お互いの国同士の懸け橋になりたいと考えています。助成金は大学の入学金として使わせていただきました。

  • 私は将来、言語聴覚士として障がいのある方々を支援してきたいと考えています。笑顔を絶やさず、誰かの 心に寄り添える存在になるために、ご支援への感謝を忘れずに日々の勉強に努めていきます。

  • 母が介護福祉士をしており、いつしか自分も同じ職についてお年寄りの方に優しく寄り添える存在になりたいと思うようになりました。まずは最初の目標である資格試験に一回で合格できるように頑張ります。

  • 小さな子どもたちに寄り添い、その成長を見守る小学校教諭になりたいと考えています。自分の決めた道を目指して大学での勉強に真面目に取り組んでいこうと思います。


支援を必要としている子どもたちの期待に応えたい。
子どもたちの社会的な自立を後押ししたい。
このような思いのもと、ENEOSグループは
これからも児童福祉施設等の子どもたちへの支援を

続けてまいります。


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