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2019年12月1日(日)大阪マラソン2019

3週間以上たってしまったが、大阪マラソン走ってきた記録。

2016年、2017年に続き、3回目の大阪マラソンを走ってきた。
とはいえ、大阪マラソンも、東京マラソンに続き、都心スタート都心ゴールに変更。今年から新コース。大阪城スタート、大阪城ゴールなので、荷物も預けた場所に置いたまま、その場で引き取ることになり、ロジは楽になる模様。コースは、元々走っていた道も一部取り入れているが、大阪港方面まで行かなくなった分、都心部分で何ヶ所も折り返しを設け、大阪城を0時として反時計回りに大阪市内をめぐるコースに。
市民アスリート枠、50代女子は相変わらずサブフォーならエントリー可能。今年もクリック合戦になんとか勝って、4月のうちに参加を確実としておいた。大阪マラソンから徒歩圏のホテルも確保して、買った新幹線回数券に、やはり大阪に行くお友達と同じ新幹線の同じ号車を予約。メールで参加案内が来たら、ゼッケン番号のところにBって書いてある...。2016年と2017年はCブロックスタートで、スタートロスが4分弱あったので、ブロックが1つ前になって狂喜乱舞。しかしこれには罠があって、(1)ブロック数が減った。前来た時はMくらいまであったブロックが今年はHまで。つまり一つのブロックの人数が増えている。(2)今年からウェーブスタートになって、第1ウェーブがAとB、第2ウェーブがC~E、第3ウェーブがF~Hブロック。つまり、Bから出るよりCの一番前にいた方がスタートロスが少ない! 結果論的には、Bの半分よりは前からスタートしたら、スタートロス2分10秒だったので、これまでよりはよかった。でもCだったらどうだったのかな、と思わずにいられない。いや、たらればはないのさっ。
ゴールでなくなったインテックス大阪だが、大阪マラソンEXPOの会場は今年もインテックス。新大阪で大阪Metro2日券1000円を買い、せっかくなので四つ橋線とニュートラムを乗り継ぎ、昨年までのコースの終盤の道の上を通って、中ふ頭駅で降りて歩いてインテックスに行ったら近かった。帰りはコスモスクエアから中央線で帰ったが、やはり駅が遠かった。EXPOは、前よりも出展者増えてる? 写真撮影映えするスポットを設けてあるブースが沢山あったが、余りに混んでいて、並ぶ気力なし。というか、ゼッケン引換コーナーに入るのに、15分位行列したからね。遅くなればなるほど待ち時間は長かった模様。参加者ってそんなに増やしているとも思えないのに変だなぁ。無料配布物みたいなものはみんな品切れになっているし、買い物も長蛇の列だったので、何も買わず、顔ハメだけして、早々に退散。
当日の天気予報は降雨確率0%、朝はちょっと寒いが日中は18度まで上がる、ということで、半袖Tシャツ、短パンで走ることに。靴は古い方のターサージール(盛岡を新しい方のターサージールで走ったら左脚の小指がすれて、肉刺が出来たので)。大阪マラソンはスタートゾーンでファイバーリサイクルがあるので、娘から古いコートを貰ってきて、スタートゾーンまではそれを着ていくことにする。
6時ちょっと前起床、6:15頃からホテルの朝食(炭水化物が多かった)を食べ、部屋に戻って準備。既に外はぶるぶる震えるほどの寒さではない。ホテルから歩いて大阪城に向かう。道路に選手専用ゾーンを設営しようとしているところで、フェンスが建てられてしまう前になんとか内側に入り、荷物預けゾーンに向かうが、既にスタートゾーンに向かう人が列をなしていて(まだ7:45でスタートまで1時間以上ある)逆流して進む感じに。荷物預け、昨年まではトラックに積んでインテックスに運んでいたのだが、今年からは大阪城スタート・ゴールになったので、その場に置いておく。行ってみたら、戸外(お濠沿いの公園というか遊歩道に沿って棚がずらーっと並んでいて、これ、今日はいい天気だから気にならないけれど、雨だったらどうするの状態。今日のところはそんなに悩まず袋を預ける。待ち合わせをしていたAさんと一緒にスタートゾーンに向かうが、当然さっきよりすごい人になっていて、天守閣の方へ行くための登り階段のところがボトルネックになっていて大渋滞。そこを過ぎたらあとは普通に歩けた。そして、2016年と2017年の時は、天守閣の前辺りの修道館の脇のトイレが穴場で、あまり並ばずに仮設でないトイレに入れたのだが、今年はビニールシートがかかっていて、あれ、工事中? トイレ行けず。そしてスタートゾーン辺りのトイレもすごい行列だったので、結局、ホテルでトイレに行った後は一度もトイレに行かないままスタートすることに。8:20頃Bゾーンに入ったら、まだソーンの中では割と前の方に行けた。そこでAさんと話したり、開会式の様子を聞いたりする(Bだと全然見えない)。しかし、役所から来ている来賓は大阪府の副知事と大阪市の副市長。知事や市長は来ないんだ...。スタートラインのゲストはアンミカ、コシノヒロコ、森脇健児。不思議な取り合わせ。スタート5分くらい前にコートを脱いで、外のボランティアの方に渡す。脱いでもそんなに寒くない。空は青く、気持ちいいけど、気温はどのくらいまで上がるんだろう? 半袖Tシャツ、アームカバー、手袋でのスタート。8:55に車いすマラソンがスタートし、マラソンの第1ウェーブは9時スタート。最初はぴくりとも動かなかったが、15秒位で少しずつ進み始め、2分をちょっと過ぎたところでスタートゲート。ゲート脇の台の上には大会ゲストが手を振っていたが、一番手前の真っ赤なドレスのアンミカの存在感が強すぎて、コシノヒロコには気づかず通り過ぎる(あとから人の写真を見て、あ、コシノヒロコもいたのね、と思った。何故か森脇健児はわかった)。昨年までは大阪城の周りを反時計周りにスタートしたのだが、今年は時計回り、というか一瞬で大阪城を離れ(大阪城を時計に見立てるなら、9時辺りでスタートして、10時でもう左側にそれる感じ)北上し、寝屋川渡って、片町で東西線をくぐり、造幣局の辺りで再度東西線をくぐる(って、地図見ながら書いているだけで、走っているときはわけわかめ。土地勘のない場所の説明は難しい!)。1キロ地点で、頭に風船を付けた人がいて、この人は何時間のペーサーだろうと思ったらビブスに数字書いておらず、はて、と思ったら、コブクロ小渕健太郎さんを両側からガードするランナーだった。2016年の大阪マラソンでわたしは小渕さんに最後まで追いつけなかったのだが(その翌年は2016年の小渕さんより速いタイムでゴールしたがその年は小渕さんは出てなかった)今年の小渕さんは明らかにスピード遅い。調整不足? 完走タイム4時間12分57秒だって、うむむ。小渕さんは途中の折り返しで2回位見たが、とにかく応援の人が多く、沿道に小渕の文字が沢山躍り、待っている女子が「そろそろ来るよ!」と騒いでいるのも聞こえた。3-4キロ地点であっという間に3時間30分のペーサーに抜かれた。あれれ、スタートロスがあったので、3時間半のペーサーは近くにいるだろうとは思っていたが、しばらくは近くにいたけれど、全然追いつける感じでなくて、今日は最初から3時間半は無理なのかしらん、と心折れる感じ。南森町で左折して南下、中之島を渡って北浜で左折、この辺は昨年までのコースの10キロ地点辺り、御堂筋を北上してきて北浜で五代様(おディーン様)像を見て東へ走る道の逆向きだ。紅茶ポットの喫茶店(今年も行けなかった...)や北浜カフェを右に見て、難波橋を中之島まで渡って、公会堂方面へ曲がるのはこれまでと同じ。今までだと1/4マラソンのゴールがこの辺だったのだが、今年はそういえば短い距離の設定はないのね! 応援の多い公会堂を左に見て進み、大江橋で曲がってあとは御堂筋を南下。今までは御堂筋は北上して片町まで行って折り返して今度は南下していたのだが、今年のコースは南下のみのワンウェイ。ここを走るのは3度目なので、光景も色々記憶ある。Aさんがずっと併走してくれて、道の右手に見えるクラシックな建物について尋ねたら、古い建物を改装した結婚式場だと教えてくれた(3回目でようやく知った!)(セントラファエロチャペルっていうのね)。プーマの靴箱みたいなショップも見覚えあるぞ。この辺はランナーの走路と歩道との距離が遠くて、あまり応援が間近に来ない。道頓堀では道の左側に目をやって、グリコ看板もチェック。そして正面に難波のビルが見えてきたところで、千日前通りを右折、ここは今までと一緒だ。この辺のエイドで食べ物を貰ったりした記憶があるが、昨年まではこの辺17キロ地点位だったのが、今年はまだ10キロも行ってない。なまじ景色を知っているので、まだ先が長い、と思うとちょっとがっくり来るね。千日前通りは両側にビルが迫っていて、しかも上を高速が走っているので、薄暗く、気温も低い。大正橋のところは結構傾斜があり、坂を上って降りると京セラドームが見えてくる。やっと10㎞。この辺でトップ選手が折り返してくるのを見る。結果的にトップ選手とすれ違えたのはここだけだった。京セラドームを通り過ぎ、妙に古びた懐かしい感じの街並みをしばらく走って折り返すのが今までのコースだったのだが、今回は新たに、T字路状に分岐した折り返しが追加になっている。つまり新しい道。土地柄がわからないが、応援の人は結構ずっといる。
前回の盛岡のマラソンの時に、「エイド寄りすぎ!」というコメントを貰ったので、今日は、タイムロスを減らずために、意図的にエイドに寄る回数は減らしてみた。今日の気温(ビル間を走る区間が長いので割と日陰が多く、また気温そのものも幸いそんなに上がらなかった)なら、エイド全部寄って水分補給する必要もない。朝食はそんなに多めにとっていないので、20キロ前でポケットに入れていたジェルを摂取したが、水分多めな感じで、今一つ満腹感がない。もう一つ持ってるけど、これだけだとエネルギー不足か? なんとなく空腹感を抱えて走ることに(ハンガーノックになるほどではない)。
折り返しの途中で、自分より後ろにおとう△がいるのを発見。てっきりわたしより前を走っていると思ってすれ違いで見ていたのに...。すれ違いは何ヶ所もあったが、意外と知り合いは見つけられず。九条の折り返しを戻ってきて、京セラドーム、大正橋、千日前通りをしばらく走って、なにわ筋を右折して南下。最初、昨年まで南港、インテックス方面に行く時に走った道かな、と思っていたが(手作り感あふれる道の駅があって、それが昨年と同じだと思ったが、別の道の駅らしい)走っていて、光景が違う。あとで地図を見たら、昨年までは御堂筋の延長線上を南下していたのだが、今年走ったなにわ筋はずっと西にあった。そのなにわ筋を岸里で折り返す、片道4キロ位の折り返し。ここの折り返しに入る時点ではもうトップ選手は通過した後だった。途中で環状線をくぐるのだが、今日走っていて思ったのは、大阪の鉄道高架は、道路と斜めに交差するところが多くないかい?、ということだった(一昨年までも漠然とは感じていたが、今日は強く認識)。昨年前の道より、少し周囲の建物が少な目な感じ? そして歩道橋の数が少なく、途中歩行者を渡すために道路を3つに分けて、ランナーを通す線、歩行者を渡す線、待機する島に仕切っているところが何ヶ所かあった(京都マラソンでそういうところが結構あったことを思い出した)。この辺でジェルを摂取し(前述)大阪プチバナナというお菓子や塩熱サプリのエイドがあったところは通過。ところで、気持ちの余裕がなかったのか、何回かあった折り返し地点には、特徴的な飾りがついていたのを(ビリケンさんとか)写真撮りながら走っていた友達のアルバムで見たのだが、わたしは折り返しのところでは出来るだけ減速しないように、と思って必死で速度を上げて走っていたので、一ヶ所も気づかなかった。この余裕のなさはいかんな、と後で思ったよ。一方、折り返してすぐに、チップに反応するマットが敷いてあり、あ、この大会は性悪説(折り返し点まで来ないで戻ってしまう悪いランナーを許さない)大会か、と思ったり。岸里の折り返しが20キロ、路面を走る南海電車の線路と並走していて、ああ、前は線路の脇なんて走らなかったからこれはやはり新しい道だね、と今更思ったり。ベルばらの衣装みたいのを着たお姉さんたちがずらっと並んでいて、あ、この人たち前は住之江公園の先辺りで応援してくれていた人たちだ、と思い出したり。折り返してなにわ筋を北上する道の途中のエイドではスポーツようかんとバナナのエイドがあったがここも通過。大阪マラソンのエイドは今回も皮をむいて、半分に割ったものがバットの中に入っていて、食べやすくてわたしは好きなのだが、今年はバナナは食べなかった。
長い折り返しから千日前通りに戻り、高速道路の下を走り、東へ。途中、25キロ地点の近くで、とうとうおとう△に抜かれる。ハーフが1時間46分50秒位(ネット1時間44分40秒程度)、20-25㎞のラップは25分を越え、ネガティブスプリットで走らなければ3時間半は無理、とはっきりした辺り。エイドにバランスonミニケーキ(例年は取ってポケットに入れていた)があったが、寄らず。今年はエイドは超越するのだ! そして今年も国立文楽劇場はわからなかった。千日前通りを走っていると、先に上り坂が見えてきたが、その前に松屋町筋を右折して南下、ここは道の左側に立派なお寺が並んでいる寺町。右側のビルの1階にお寺のお堂がある施設もあったが、基本的に片側に山門がずらっと並び奥に本堂、というところが多く、空の青さがつよく感じられる地域だった。天王寺公園の手前で折り返すので、環状線は越えない。やだなー、松屋町筋をすべて戻って千日前通りに戻ったら上り坂じゃーん、と思いながらお坊さんの応援をありがたく受ける。なむなむ。
そして、千日前通りに戻って、結構急な坂道をぐっと登る。考えてみれば、ここは、昨年までは駆け下っていた道だよ。逆向きはきついに決まっている! キロ5分30秒かかる速度まで落ちる。きつい。実はここで、大阪在住の友人が沿道で応援してくれていた。谷町九丁目にいるね、と言ってくれていたのだが、この坂道を登り切ったところが谷町九丁目、と認識しておらず、友達を探しもせず、必死で坂を登っていた。そして、坂を登り切ったところで交差点の名前を見て、あ、ここが谷町九丁目か!、と慌てて歩道近くに移動し、沿道の友人を探したのだが、結果的にもう友達がいたポイントは通過してしまっていたので、友達には会えず。下り坂を、右をガン見しながら走る。途中でまいどエイド。食べ物色々あって、昨日のEXPOでもこんなんあります、と展示されていたんだけど、こんなところに長居している場合ではない。一方、空腹感もあったので、何か口に入れなくては、とまず、栗まんじゅうを口に押し込み(そういえば桜餅が食べたかったんだよな、とゴール後に思い出した)、それを大体飲み込んだところで、2つに切ったコロッケを一切れ食べる。腹持ち優先。そして下味原の交差点(今までは玉造筋を大阪城の方から南下してきて下味原で右折して千日前通りに入っていたのだが、ここで逆向きに更に玉造筋を南下するのだ)で、右折して南下。新しい道。そして、ここからの上り坂が、谷町九丁目への登りほど急ではないが、だらだらとずっと続き、え、ここ何? 低層のビルとかマンションとかが多く、見た目のんびりした地域なのだが、ずっとずっと上り坂で泣きそうである。レース後、大阪の友人と話したら「ああ、あの辺上町台地だから」とあっさり言われた。真田丸なのかと思ったらちょっと違ったけど、上町台地って、大阪城からこの辺まで帯状にずっと続いている台地なのね。この辺で心がかなり折れる、またキロ5分30秒になってしまう。何がサブ3.5だよ、と自分で自分をディスりながら走る。四天王寺を右に見て折り返し。すれ違ったおとう△からエールを送られる。かなり水をあけられている。折り返した後、元の道に戻らず、勝山通りを直進して、環状線を越えて、今里筋を左折して北上。昨年までのコースよりずっと外側を大阪城方面に戻る、35-40㎞の道。ラップは5分15秒~30秒程度を少し速くなったり遅くなったりで、30-35㎞ラップが26分53秒、35-40㎞ラップが26分56秒。ほぼキロ5分24秒ペースでこの10㎞を走ってしまった。頭の中では残り距離と、そのキロを5分半で走り切ったらあと何分、もし6分まで落ちてしまったらあと何分、と目まぐるしく計算。もはや3時間35分も絶望的である。南港がなくなった分、これまでより走りやすくなったと言われていた大阪にわざわざ来てこの体たらくか、と、情けなくなる。37キロのエイドでコカ・コーラが置かれているのを発見。面白いことに、コーラエイドの脇は、コーラの糖分で地面のアスファルトがべたべた靴底にくっつく。アクエリアスだって、糖分はあるはずなのに、アクエリアズのエイドの後で道が、靴底がくっつくようなべたべた具合にはならない。コーラの糖分の強さを感じる。その後、40キロ過ぎのエイドにもコーラがあり、ここでも路面がべたべたしていたので、やはりコーラの影響だ、と検証されてしまった感じ。
鴫野まで今里筋を北上して、城見通りを左折。鴫野のところでおおさか東線が、またしても道路の上を斜めに交差。その先が40キロ地点。前日にこの辺を試走したおとう△ときんさんから、大阪城の手前で環状線線をくぐるアンダーパスがある、と聞いていたので、最後まで気持ちが切れないよう気持ちを集中させて線路に向かう。アンダーパスの入り口や出口の応援を聞きながら必死で走る。あと少し、あと少し。大阪ビジネスパークの脇を走り、新鴫野橋で大阪城側へ。右に寝屋川、左にお濠の帯状のゾーンを西に向かって走り、ほぼ360度、ぐっと折り返し、京橋口で大阪城に入る。この辺で、北海道マラソンの時にお友達になった、北海道の友達に抜かれる。北海道マラソンの時も30キロ過ぎで抜かれたのだが、また負けてしまった...。両側にびっしり応援の人。お城に入るところなのでまた高度が上がっているが、もう最後なので、段差のきつさよりも一刻も早くゴールしたい気持ちがまさり、走っていくと、さっき谷町九丁目で応援してくれていた友人が大声をかけてくれた! 最後だけでも気づけてよかった! 手だけ振って、ラストスパート。ゴールゲートはそんなに仰々しくなく、あっさり走り抜ける。最後に抜かれたお友達に会えるかなと思って、前を見て進んだが、結局会えず。3時間38分03秒。38分も切れなかった。グロスだと3時間35分53秒。これも35分切れなくて、悔しいが、一応10月のいわて盛岡シティマラソンのネットタイムより45秒位は速かった。
30キロ地点位から、すぐ近くを裸足で走っている男性のランナーとほぼ同じペースだったのだが、この方が、「ど根性ガエル」のヒロシの仮装をしていて、黒く固めた髪のかつらにサングラス、Tシャツのピョン吉が中に詰め物をして、シャツから飛び出そうとしている形状で、沿道から「ピョン吉頑張れ!」と応援されていた。中には「ピョン吉頑張れ...違う、頑張っているのはヒロシだ!」と正確に応援してくれている人とかもいたのがおかしかった。裸足ですごいですね、と言ったら、走っている間は全然平気だったが、歩いていると痛い、とおっしゃっていた。大阪マラソンって昔は仮装禁止だったと思ったのだが、今回は結構仮装の人もいたな(たぶんすれ違わなかった、もっと後ろの人には仮装比率がもっと高かったようで。治り切っていなかった風邪、走っている間は全然苦しくなかったのだが、ゴール後歩いていたら、結構咳き込んでしまった。
天気予報は日中ぐっと気温が上がるとのことだったが、13時前にゴールするまではそんなに暑くはならず、日陰の部分の気温が低いこともあり、アームカバーをおろしたいというほどにはならず。手袋は途中ではずした。ジェルは結局前半の1個だけで、あとはまいどエイドの栗まんじゅうとコロッケで乗り切った感じ。コースがずっと市街地だったこともあり(横浜や神戸のように自動車専用道を走る部分もなく)、沿道の応援が途絶えることなく、地元のランナーにとっては応援の多い、気持ちのいいコースだったことと思う。前半は高低差が殆どなくすいすい走ったが、後半に上町台地にやられる意外ときついコース。大阪マラソンは即時の記録証は発行されないので、まずアクエリアスを受け取り、フィニッシャータオル(昨年までのレインボーカラーの華やかなタオルと趣を変えた、コシノヒロコデザインの、大阪城をあしらったレモンイエローと黒基調のきりっとしたタオル)をかけられ、メダルをかけられ(これも昨年までの丸から、イチョウの葉の形のメダルに)、給食(月化粧とランチパックと大阪華かりん)、そして紙コップで水。その後、荷物預けなしにしていた人は左に行ってポンチョを貰えるようになっていて、荷物預けありの人は右に折れて、お濠端で、朝荷物を預けた場所へ。気温がぐんぐん上がってきて暖かくなっていたので、受け取った荷物をその場で出して、ジャージはいたりしていたが、これが冷たい雨だったら、そもそも荷物の袋の表面がびしょ濡れ(下手すると中まで水が入るかも)、受け取った場所も通路以外は舗装していなくてぬかるんでいて荷物を一瞬置くことすら困難だったかも、という感じで、お天気対策をもう少し考えないとこのロケーションは厳しいかも、と思った。当然室内で荷物受け渡し→更衣が出来るといいのだが、12月1日は大阪城ホールは一万人の第九の演奏会があったらしいし、ランナーみんな収容できる、インテックスのような利便性は、大阪城近辺では確保しにくそうな感じであった。今後の課題、って言っていいのか? 雨が一旦降ったら、大会評価ががくっと落ちること必須の状況であった。
大阪城はイチョウの紅葉がまさに盛りで、メダルをイチョウの木の前にかざして写真撮っている人など多数。寒すぎず暑すぎず、本当に気持ちよく走れたが、それだけに、3時間40分の攻防となってしまったレース展開が悔しい。
クリック合戦に勝てたら、またリベンジかな。

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