毎日読書メモ(94)『青猫家族輾転録』（伊井直行）
2006年5月の日記より拾ってきた、伊井直行『青猫家族輾転録』（新潮社）の感想。版元品切れで、文庫にもなっていないけど、騙されたと思って伊井直行読んでみてください！
個人的に超お勧めの『濁った激流にかかる橋』（講談社文芸文庫）、デビュー作『草のかんむり』（講談社文庫）のリンク貼っておきます。
伊井直行『青猫家族輾転録』読了。なんとなく昨年「新潮」で読んだときと雰囲気が違うと思ったら、全面改稿したらしい。幾つかの時間軸の中の、僕と家族の物語が並行して語られる中で、アガペーとエロス、なんて、高3の倫理社会の授業と、大学の教職用の科目で教わって以来の概念について考えさせられたりする。叔父さんと人妻の話は初出時の方がエロかった印象があるが...(^^;)。
#読書 #読書感想文 #伊井直行 #青猫家族輾転録 #新潮社 #濁った激流にかかる橋 #草のかんむり
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？