田口ランディ『聖地巡礼』(毎日読書メモ(407))
過去の日記を読み出したら、なんだか懐かしいやら興味深いやら。忘れていたことなども色々思い出す。通勤の電車の中でせっせと読書をしていた時期だった(まだ携帯電話をどっぷり見ちゃう習慣はなかったから、今よりしっかり読書していたと思う)。この時期にかなり読んだのが田口ランディだったな、と懐かしく思い出す。
田口ランディ『聖地巡礼』(メディアファクトリー)に取り掛かる。屋久島とか、天河弁財天とか、水につながって、聖的霊的な場所を、作者と編集者たちがどさ回っているルポ。ちょっと突込みが浅いかなー。でも興味深い。
田口ランディは比較的、おおっこの言い回しは素晴らしい!、みたいな感じのない人(言文一致の文章はまさにネットで文章を書き流していた人独特の雰囲気)なんだけど、今日読んでいいな、と思ったところを、ちょっと長くなるけど書き写してみる。(『聖地巡礼』メディアファクトリー pp232-233)
何故か、この部分がすごく心にしみたんだよね。この本はこのことが言いたいがための本なんだな、と思った。
(2004年9月の日記より)
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