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「僕のチームに入ってくれたからには、絶対後悔させない」 Engineer Interview 【GM 長谷川編】

enechain のエンジニアを紹介する Engineer Interview シリーズ。
前回の神楽坂さんのインタビューに続いての2人目は、プロダクト開発部の部長を務める General Manager のはせ(長谷川)です。

インタビュアーは前回に続いてCTO須藤が務めます。
グリーの新卒同期、はせの熱い想いを届けられればと思います。


プロフィール

長谷川

General Manager / プロダクト開発部部長 長谷川 貴之 @hase1031
東京大学大学院で自然言語処理を学んだ後、2013年にグリー株式会社にエンジニアとして入社。
SNS基盤や全社データ基盤などのプラットフォーム系システムに携わり、大規模トランザクション・大規模データ処理を経験する。その後、同社内のメディアビジネス事業の立ち上げに1人目のエンジニアとして参画。サービスの立ち上げから拡大までをリードし、子会社の取締役に就任する。
2023年4月に enechain にジョインし、現在はプロダクト開発部の部長として全てのプロダクトの開発を統括する。
趣味はサッカー観戦。二児のパパ。

Q. なぜ enechain に入社したのですか?

須藤:グリーで10年間働いて、かなり上のポジションになっていたと思うけど、なぜ enechain へ?

長谷川:メディア系サービスの新規事業を立ち上げて、そこからサービスが大きくなったり、子会社化されてそこの取締役をやらせてもらったりと、いろんな経験をさせてもらいました。
自分の中である程度キリのいいタイミングというのがあって、そのタイミングで転職先を探していたら、たまたま新卒同期の須藤君から声がかかって、転職してきたという感じですね。

本当に申し訳ないことを言うと、エネルギーっていう業界には、最初は全く興味なくて。須藤君のFacebook投稿とか何回も流れてはくるんだけれども、「興味ねーや」っていう風に思ってました。笑

で、たまたま話を聞いてみたら、「凄いドでかいことやってるぞここは」と思って。ユーザーペインも分かるし、何より成功した場合、海外事例にも表れている通り、大きな責任を持った、なくてはならない会社になり得るなと。
そんな会社とプロダクトっていうのを、自分も一緒に作り上げたいと思いました。

須藤:ウチに誘った時に、はせが「代表作を作りたい」と話していたのを覚えてる。どこかの会社とウチとで迷っていたけど、目指す所の大きさで決めてくれたのかなと思いました。

あとは、やっぱり平田くん(@takhirata)の存在が大きかった?

長谷川:そうですね、グリー同期の平田くんっていうのは、僕が新規事業を立ち上げたときに、一番最初に誘ったエンジニアです。技術に対しての考え方とか、あとは背中を預けられるくらい、僕の中では凄く信頼感強くて。そんな人が enechain を選んだなら、何かあるぞって。

須藤:なるほど。僕のFacebook投稿には興味持たないのに。笑
正直ダメ元で声をかけていたから、はせが入ってきて自分もびっくりしました。

Q. 入社してみて、感じたことはありますか?

長谷川:僕は10年間、2000人規模の会社にずっといました。なので、正社員の数が100名切っている会社で働くのは初めてだけど、働き方っていう観点だと、そこまで変化はなかったかな。
ただ、ファミリー感とか熱量の伝わり方っていうのは、もちろん全然違うところで。それこそ入ってめちゃめちゃビビったのは、オフィスフライデーっていう夜の社内懇親会の時に、音楽好きの代表の野澤がカラオケをやり始めて。「オフィスでカラオケをやるって、どういうこと?」って思って。笑
それは前職でちょっと考えられないなっていう。

須藤:そこか。笑

長谷川:でもこういう距離感とか一体感っていうのが、スタートアップならではだなと思ったポイントですね。

Q. enechain の面白いところは?

長谷川:遊び心がある」っていうところは、僕の中では結構この会社の好きなところ。
今期のOKRとかもキングダム風で作ってるんですけど。
バリューに掲げている「余白 。」というのを大事にして、遊び心を持って本気でやっていくっていう姿勢は、作る空気感も凄くいいと思っているし、大事にしたいポイントだなと思ってます。

須藤:一緒に働く人の面白さとか特徴とかってあります?

長谷川:前職の時だと、商社とかコンサルの人と働く機会なんて無かった。
前職なら皆 IT に詳しかったけど、こっちだとそうでもなかったりする。
ただ、彼らしか持っていないノウハウって本当にあって、それこそマーケットの状況をどう理解して落とし込むかとか、ファイナンス領域でどうストラクチャを組んでいくみたいなところも、めちゃめちゃ強い人が多い印象。
そういう方々と働いて、違った職種の方々へのリスペクトが、自分の中ではより強くなったと思います。

須藤:なるほど、いい話ですね。
確かにゲームとかだと、自分自身がユーザになれちゃうっていうのが影響するんだろうけど、「自分一人でも作れるじゃん」みたいに思っちゃう時あるよね。
うちはそうなり得ないので、多様性が真に大事な会社だなって気がする。多様性というかリスペクトというか。

長谷川:enechain を選んだ理由の一つでもあるんだけど、絶対に自分が一人で起業して作ることはできないサービスだなっていうのは、自分の中でも凄く大きな決め手の一つですかね。

Q. 仕事で大事にしていることはありますか?

須藤:少し会社の話から離れますが、仕事上大切にしている信念とか、そういうものってありますか?

長谷川:僕の中で好きな言葉がいくつかあるんですけど、その中の一つは『グリット』って呼ばれる言葉で、やり抜き、やり続けるみたいな話。
グリーでも「やり抜く」って言葉をよく使うんですけど、僕もそれ凄く大事だなと思ってるし、継続して諦めずにやり続ければ正直最終的にはどうにかなると思っている。
ただ大事なのは、ただやり続けるんじゃなくて、改善に改善を重ねて考え抜いて、その上でやり抜く。そういった姿勢が大事だなと思っています。

須藤:「成功するまでやり続ける」というグリーのValueですね。凄く浸透していた。

長谷川:enechain のやってることってめちゃめちゃ壮大だと思うし、ぶっちゃけすぐに成功なんてしないと思ってるんですよ。
なので会社としても、ミッションに対してちゃんとやり続けなきゃいけないと思ってるし、エグゼキューションする僕らはちゃんとやり抜かなきゃいけないなというふうに思いますね。

須藤:だからこそ遊び心が大事というのは本当ありますよね。長丁場なので。

Q. マネジャーとして大事にしていることはありますか?

須藤:マネジャーとしては、何かこだわりとかありますか?

長谷川:EMとしてのフィロソフィーみたいなものはあって、
僕が初めてマネジャーになった時にメンバーになってくれたのが、さっき言った平田君なんですよ。僕としては同期で、初めて一応上司と部下の関係になった。「僕のチームに入ってくれたからには、絶対に後悔させちゃいけない。自分が誘ってきてもらったし、絶対に後悔させないんだ」っていう気持ちは強くて。
僕の中では今でも、マネジャーとして、そういう価値観を大事にしてますね。
だからフィードバックもしっかりやる。良いマネジャーというか、部下に好かれるいい兄貴っていう感じではないけれども。これを指摘したらもっとこの人が良くなっていくよねっていうポイントに関しては、ちゃんと伝えるようにはしてます。

須藤:はせは深刻な話もさらっと伝えるよね。
入社直後のOKR合宿で、他のチームに「そのOKR全然ストレッチしてなくないですか?」って言ってたのは印象的だった。笑

Q. enechain をどんな会社にしたいですか?

長谷川:全社で考えると、自分が enechain にいるんだって誇って話せる会社にしたいですね。やっぱり凄く社会的に意義のあることをやってるし。
それこそ僕の子供に enechain のパーカーをよく着せてるんですけど、例えば子供が「お父さんが enechain っていう会社にいる」って話したとしても、全然いいよいいよっていう感じで誇っていられる状態。そういう状態にしたいなと思ってますね。

エンジニアに対しては、もちろん enechain っていう会社を誇るのは大事なんですけど、人生別に enechain だけじゃないと思ってるんで、各々ちゃんと成長して、他社に行ったとしても活躍できるような存在になってほしいなって思っています。
これもグリーの藤本さんの影響を凄く受けてるんですけど、入社してすぐの時ぐらいに、「俺の仕事はお前らが転職できるようにすることだから」って言ってて、こいつ何言ってんだって最初思ったんですよ。笑
入社したばっかりのやつに転職させるとかよくわかんないこと言ってんなっていうふうに思ったんですけど、今だとマネジャーになって凄くよく分かる。
部下のキャリアを真剣に考えて彼らのバリューアップをしていくっていうのはめちゃめちゃ大事なことだと思うし、だからこそグリーを出てCTOになった人ってめちゃめちゃ多い。enechain もそういう会社にしていきたいなと思ってますね。

須藤:藤本さんこれよく言ってるよね。「あらゆる選択肢がある中でウチを選んでくれることが大事」みたいな。
これは自分も結構意識してますね。うちの会社にいてバリューが上がっていくっていう。「キャリア安全性」っていう言葉もあるけど、選択肢がなくてうちに残るっていう人が一人もいない会社にはしたいなとは、めちゃくちゃ思います。新卒もいるしね、うちも。

Q. 最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?

長谷川:一言では言い表せないけど、プロフェッショナルでありつつお互い助け合えるような人が個人的には良いなと思っていて。
それぞれ尖った専門性をしっかり持つべきだと思っているし、その人に専門的なところを任せたら必ずやってくれる、そういった信頼を置ける人と働きたいと思っています。
ただ専門に閉じるんじゃなくて、やはり人間強いところも弱いところもあるので、時には弱いところをサポートしてあげられる。そういった人が良いかなって思ってますね。

enechain って専門性が高い人が多い。
商社もそうだしコンサルもそうだし、プロフェッショナルな人が多いので、それで尖っていると弱みもめっちゃあるんです。
ITが分からない人はエンジニアたちがしっかりカバーしてあげるのも大事だと思うし、僕らが弱い電力業界のところはドメインエキスパートの方たちにちゃんとサポートしてもらう必要があると思うし。そのプロフェッショナルさと、お互い助け合うという気持ちさえあれば、会社的にはうまくいくんじゃないかなと思ってます。

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