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テクノロジー本部でOKR合宿してきました

テクノロジー本部の杉田です。
先日、テクノロジー本部でOKR合宿を行いました。今日は Engineer Success デスクのマネージャーとして、その様子をお伝えします。

余談ですが、デスクというのはチームのことです🙂
enechainでは組織の最小単位をデスクと呼んでいます。

全員がOKRの議論に参加する

enechainでは4ヵ月サイクルですべてのデスクがOKR (Objective and key resultsの略) を設定しています。OKRの説明は検索すれば出てくるのでここでは割愛しますが、enechainでは各デスクの目標とその達成度を測るための具体的指標を、メンバー全員で十分に議論した上で決めてもらうためにオフサイトを推奨しています (もちろん費用は会社持ち◎)。

そんなわけで、テクノロジー本部では先日、高台にある庭付きの古民家を借りて、本部全体でOKR合宿を行いました。

青々と緑が茂って気持ちの良い庭でした

ゴールは、議論を通じて全10デスクあるテクノロジー本部各デスクのOKRを決めることと、その先にあるテクノロジー本部の目標達成に向けて本部全体の連帯感を高めること。結果として、合宿を通してenechainのミッション「Building energy markets coloring your life」の実現に向けて、各々のデスクで今取り組むべきことは何かをとことん議論し、チームの結束が強まる有意義な時間になりました。

頼もしい有志の企画運営メンバー

実は今回のオフサイト、当初は2日間通いで計画をしていました。その計画を皆に知らせたところ、熱い志を持ったメンバーからピシャリと以下のフィードバックが・・

「日帰りは移動時間がもったいない」
「一体感もってOKRを決めるというのであれば宿泊プランにするべき」
「朝まで顔を突き合わせて語り合いたい!」
「いいものにするために運営手伝う」

enechainには、コンストラクティブ・クリティシズム(略してコンクリ)といって、建設的なフィードバックを奨励する文化があり、わたしが立てた当初計画は根っこから見直すべきだというなかなか手厳しいコンクリを受けたというわけです。

こうして、メンバーからのコンクリを受けて、テクノロジー本部のオフサイトは合宿という形で実施されることになりました。コンクリをくれたメンバーは、有志で企画運営にもガッツリ関わってくれ、皆頼もしく、企画運営を担当していた自分としてもすごくうれしかったです。

有志メンバーで準備し流しそうめんをした2日目の昼食。人生で一番おいしい最高の揖保乃糸でした!

事業と技術ロードマップを全員にインストール

合宿1日目は午後からスタート。ほとんどのテクノロジー本部のメンバーが現地に集合しました。現地参加が難しいメンバーもオンラインで参加。まずは、全社目標やテクノロジー本部全体のOKRを振り返った上で、CTOの須藤と、PdMデスクマネージャーの大橋から事業・技術のロードマップについて話があり、今後1年でenechainの事業がどのように発展する見込みで、どのような機能開発が必要で、何の優先順位が高いのかなどが丁寧に説明され、皆で方向性の目線合わせをしました。

その後、1日目の後半ではお互いのことをより深く理解するため「キャリアキーノート」を行いました。

キャリアキーノートは、これまで歩んできたキャリアと個々人の内面の変遷について発表する取り組みです。行動指針や転機となった出来事、一皮むけたと思う経験、働くことや生きることに対する価値観など、個人の主観的な評価や認識を共有します。社会人になる前の幼少期までさかのぼって紹介する人もいます。

実はenechainではこの1年で社員が倍増し、テクノロジー本部も25名以上の仲間を新たに迎えました。そのような背景から、今回、チームビルディングアクティビティとしてキャリアキーノートを実施しました。実際、キャリアノートを通じて、一緒に働く仲間のキャリア選択や価値観の背景にあるエモい経験や転機、知らなかった意外な一面を知ることができました。

せっかくなので、CTO 須藤のキャリアキーノートから一枚だけご紹介します。20代の頃、改めて自分と向き合って気付いたことだそうです。

CTOにとって本当に大切なもの、それは・・・ (ヒミツ)。 
CTOの須藤。熱のこもったキーノートに、皆テンション爆上がりでした。

自己開示の後は、庭でBBQと宴会を行い夜更けまで熱く語り合いました。

満を持してのOKR議論。目標の言語化にAIを活用するデスクも

2日目は、各デスクで大切にしたい価値観をキャッチーな言語でコピーにするゲームからスタート。OKRの議論前に、各デスクの行動規範について目線を揃えました。

ゲーム後、満を持して各デスクでOKRを3時間半かけて議論しました。現状の課題とあるべき姿について各デスクに分かれて皆が意見を出し合い、今期の目標とマイルストン、達成度合いを測る具体的指標を設定します。

OKRの内容は、最終的には経営メンバーのレビューを経た上で固まりますが、OKR議論後に発表された各デスクのOKRはいずれもチャレンジングな内容でした (OKRは6-7割達成を目安につくるものとされています)。

一部ですが、合宿で発表された目標をご紹介します。目標に紐づくKey Resultsはnoteではお伝えできませんが、エネルギー業界のDXをさらに押し進めるだろうストレッチなKRが並んでいました。

まずは、日々発電事業者や電力小売事業者などがエネルギーの売買を行うマーケットプレイス 「eSquare」を開発するデスクの目標です。

さらなる流動性の増加に向けて、Broker&Opsのパワーを解放する

マーケットの更なる流動性を生み出すため、お客様のペインをド直球で解決する新機能の開発に取り組み、また、そのお客様の取引をサポートするブローカーやオペレーション部隊の日々の業務をテクノロジーの力で支え、エンパワーすることにより、来るべき流動性増加に臨む、という想いが込められた目標です。

お次はeSquareのモバイルアプリの開発運用を担うモバイル デスクの目標です。

モバイル体験を恐ろしく進化させ、トレーダーのハートを射止める

前四半期で大幅に進化したモバイルアプリですが、さらなる進化としてプッシュ通知をはじめとしたモバイル特有の体験や、モバイルのユースケースに最適化した体験を提供し、お客様を魅了しその心を掴んで離さない、そんなモバイルチームのこだわりと熱い想いが込められています。

わたしのEngineer Success デスクの目標も紹介します。

圧倒的なドメイン理解でプロダクトチームが顧客の期待を超える価値を提供するための武器を提供する

エネルギーという事業ドメインやお客様のペイン、プロダクトのユースケースの深い理解は、お客様に高い価値を素早く届けていくために、POやPdMのみならずプロダクト開発に関わる全員にとって非常に重要です。そのための仕組みやコンテンツの整備を通じ、プロダクト開発に必要な知識や情報を提供したい、という想いを込めました。

最後はSREデスクの目標を紹介します。

確守あり 効率咲く花 統べ舞台

ちょっと一瞬何言ってるかわかりませんが、今enechain内で流行っている (?) 川柳で表現された目標で、なんとChat GPTに詠んでもらったそうです。OKRを決めるという真剣な場でも遊び心も忘れない、なんともenechainらしいものになっています。将来に向けて攻めだけでなく守りも固めるため、セキュリティレベルのさらなる向上やコスト削減、アーキテクチャの最適化を図っていくという想いが込められています。

テックの力でエネルギー業界のDX推進に向け突っ走る!

実は、enechainのテクノロジー本部全体で、膝を付き合わせてOKRを議論したのは久しぶりでした。全員が主体的に議論に参加し、他のデスクからもフィードバックをもらいながらOKRを決めることで、誰かから与えられたものでなく、自分達自身の目標であるという意識をよりはっきりと全員が持つことができました。また、がっつりとチームビルディングもでき、非常に密度の高い1.5日間となりました。

enechainは巨大で難解なエネルギー業界が抱えるあらゆるペインを、テクノロジーの力でアンロックし、業界全体のDX実現を推進しています。この記事だけでは伝わりきらない話もあるので、もしご興味のある方がいらしたらカジュアル面談などを通じてお話ししたいです。社会的意義のある壮大なミッションを達成したい仲間を、心からお待ちしております!

今回はEngineer Success デスク マネージャーの杉田が執筆を担当しました

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