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遠藤良二
2023年10月26日 23:58
#一次創作 #短編小説 #仕事と恋 今日は僕の誕生日。十二月十二日。僕には好きな女性がいる。僕の名前は大嶋太一、二十二歳。ニート。大学を卒業してからは働く気もなく、実家にいて食べては寝て、食べては寝ての繰り返し。そのせいで三ヶ月で五キロ太った。好きな女性というのは大学で知り合った一つ年上の二十三歳。名前は遠富真知子という。彼女は大学を卒業した後、地方の銀行に就職した。でも、連絡先は知って
2023年10月11日 23:04
#短編小説 #一次創作 #明るい未来 あたしは今日神社に行った。ある人が死ぬように。あんな別れかた、最悪。彼の部屋に行ってみると女の喘ぎ声が聞こえてきた。え、まさか、そんなわけない。でも、あたしの願いは届かなかった。玄関から入り、声のする寝室に行ってドアを開けてみると彼はあたしの友だちを抱いていた。しかも裸で。 あたしは頭に血が昇ったのと同時に、友だちの留美子を睨んだ。彼も親友だと思っ
2023年10月8日 18:52
#一次創作 #短編小説 #統合失調症 #親孝行 季節の変わり目は調子を崩しやすい。健常者よりも精神障がい者の方が崩しやすいのではないか。仕方の無い事ではあるが。 世の中には仕方の無い事が多いと思う。産んでくれた親を選べないことや、やってしまった事と様々だ。 僕の名前は水田清太郎、三十八歳。僕は二十五歳で診断された、統合失調症、という持病がある。 未だに幻聴と被害妄想がある。被