Ｑ　私は会社を経営していますが、削除請求や開示請求以外で弁護士に頼めることはありますか？

A　インターネットモニタリングサービスがあります。

解説いたします！

これまでのＱで説明したとおり、誹謗中傷に対しては、大きく分けて、①問題の記事を削除する方法と、②投稿者に対して責任追及する方法がありましたね。

このほかにも、インターネットモニタリングサービスを利用するという方法もあります。
これは、定期的に依頼者の会社の社名などで検索をする等してネットを巡回し、誹謗中傷を早期発見するというものです。

別のＱで解説しますが、開示請求・削除請求の分野では、早期発見が極めて重要です。早期発見ができれば中傷や炎上を最小限に抑えることができる一方で、早期発見に失敗すれば、中傷が拡大し、炎上の規模も大きくなってしまいます、さらに、投稿者の特定も不可能になるリスクが高まります。

インターネットモニタリングサービスを利用すれば、弁護士が定期的にネットを巡回しますので、誹謗中傷の早期発見に繋がります。
ただ、発見するだけでは意味がなく、必要に応じて削除・投稿者の特定等を迅速に行う必要がありますので、これについても、開示請求・削除請求に精通した弁護士に依頼しましょう。