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2022年のチャレンジ〜監査役と外資英語〜

本記事は、法務系 Advent Calendar 2022のエントリーです。
くろとわさんからバトンを受け取りました。

去年は、裏のlegalACで、1歳児育児のドタバタを書きました。

同じテーマについて書くのも面白くないだろうということで、別なことを書こうと思います。
去年の段階で大変だったことは、

・可処分時間の少なさ
・コントロールできないリスクへの臨機応変な対応
・セーフティーネットがないこと

でしたが、この状況は大きくは変わっていません。
子どもが生まれてからは、自分のキャリアについてより深く考える必要に迫られ、下記について、2022年を通じて取り組みました。

①専門性の強化と深化:好きの追求
②更なるDX
③安心安全のプラットフォームの確立と拡大
④女性、フリーランスの自由な働き方支援

そうした中で、バタバタと2022年後半に、常勤監査役になり、顧問先の外資系企業によりコミットすることになったので、その背景ややりたいことを書いていこうと思います。

ちょっと自己紹介

自他共に(?)認めるキャリア迷子の私ですが、出産後にはその様相をさらに深めております。
去年のnoteでは、「現時点では、サービス自体の理解を深めるためのIT技術はもちろんのこと、個人情報保護法等の情報関連やセキュリティ、ますます重要性が増す無対物の知的財産法、多様化していく働き方関連法などが重点分野」と書いたものの、なかなか「これやってくぜ!」というのが見つからず、実は結構インハウス転職も頑張っていました。が、なかなかうまくいかず。
38歳にもなるので、第二子を考えるのなら今かな、と思っていたところ、今年の8月に初期流産。。
しばらく鬱々としていましたが、気分を変えるためにも、コロナ前にわかった第一子妊娠から行っていなかった海外(カトマンズとバンコク)に1週間ワーケーションに行ってきました。
カトマンズの地裁を見学したりとかなり楽しかったです。

そしてこの1週間の旅行中に、常勤監査役に就任することと、来年から外資企業での仕事が増えることが決まったのです。。
人生わかりませんね。

「監査役」になる決断をした理由

自分で作った小さな事務所で、特に後ろ盾もなく基本的に1人で外部弁護士として働いているので、なかなかどこかの分野に注力するのが難しいなと思っていました。

加えて可処分時間の少なさ。。

専門性というほどでなくても、私の特徴と言える仕事をしたいと思うのもの、それが難しいジレンマから、プライバシーカウンセルで働けるインハウス職を探したりしておりました。

「特徴」を探す際には、弁護士×IT(特に情報保護法関連)×の、「?」部分を埋めたいと思っていたのです。

それと並行し、弁護士というよりは、リーガルのバックグラウンドを持つ人材としてよりビジネスに深く関わりたいという思いや、女性が意思決定過程に多くなった方が良いだろうというジェンダーからの気づきから、会社の役員になるということも中期的に目指そうとしていました。

そんなタイミングで、たまたま入った常勤監査役の話。
(今は時流から、「女性」「士業」に社外役員の声がかかる確率はかなり高いと思います。私自身も複数回のお声がけがありました👀)

かなり迷いましたが、「?」の部分に、「監査役」を入れてみるのも面白そうかなと(結局面白いかどうかで決めるやつw)。
監査役は、会社の運営を監視するわけなので、私が注力したい情報統制関連法も広い意味ではガバナンス。結構シナジーあるのでは?という勝手な見込みも。リスクマネジメントとか、セキュリティとか、そういったものを会社経営のなかでちゃんと位置付けてみたいと思っています。

あまり、60期代後半の女性で、スタートアップやっていて、常勤監査役というと少ないのではないかと(そもそも女性の弁護士がまだまだ少ない😭)。皆と同じことをやっても面白くないですからね!

監査役を3ヶ月やってみての感想

監査役を3ヶ月ほどやってみて思うのは、やはり数字の難しさですね。でも、数字とはちゃんと向き合わねばと弁護士登録前からず〜っと思ってコンプレックスだったので、今必要性にかられて勉強ができていて、ある意味嬉しいです。
また、これまでとまた違う目線でビジネスに関われるので、これまでの自分の法務部員としてや顧問弁護士としての関わり方を振り返る機会にもなりますね。

「常勤」なので、「中の人」感もあるのも嬉しいです。基本的にリモートなので、まだ全然お近づきになれていませんが、リーガルや営業の方以外の職種の方々と日々関われるのは新鮮です。

また、監査役コミュニティもいくつかあり、早速お世話になっています。監査役になったことがきっかけで久しぶりに民弁教官に会いに行けたりもしました。

幸いなことに、もし監査役をやらせていただくなら、と思っていたBtoBかつSaaS企業でやらせていただいているので、個人情報をはじめとする情報統制を中心に内部統制に詳しい人になっていく予定です。

会社役員をやってみようかなと思ってる女性士業有益情報

先ほども述べましたが、まだまだ女性士業の役員需要はあるのではないでしょうか?

でも、情報が少ないですよね😅

私もかなり不安でした。
監査役を受けるにあたって「これを知っていたかった」ということを、自分なりにまとめることも必要かなと思っています。

なるべく弁護士会や信頼する会社のセミナーは受けていましたが、もし、女性の士業で会社役員を考えているなら、以下の情報は有益だと思います。

越先生・松澤先生のOnboard株式会社
定期的にセミナーを開催されています。最近は、東弁とも提携をされたようです。

ママ会計士のちひろさん
最初に知ったのは、「あ、同じ名前の士業の方だ!」というのがきっかけだと思いますがw、監査役の仕事を受けるにあたり、かなり相談に乗っていただきました。
サニーキャリアという常勤監査役の紹介会社をやられております。
今後とも末長く仲良くしていただきたい方です😃

他にも、実は弁護士会の社外役員名簿なんかもありますし、大手人材会社であれば、社外役員紹介サービスもやってますので、登録してみてはどうでしょうか?

外資企業向けに働くことで得たいもの

元々外語大出身ということもあり、英語に苦手意識はそこまでありません。でも長期で留学をしたことはない私。
企業法務には英語必須だよなと思い、それなりに取り組んでいた、はず。

そんな私が、外資でバリバリ働かれている法務の方から言われた衝撃の言葉。

「遠藤さんは、日本で日本人として働く分には英語が出来ると思うけど、外資系で普通に働くという意味だとまだ足りないところがあるね。」

痛いところをストレートに😂

監査役業務の方では、あまり英語を使わないので、どうしたものかと思っていました(必要性がないとやらない)。

そうしたところ、外資系の顧問先から、これまでよりも社内的な動きをして欲しいとの話が(これもカトマンズ前後に)きまして、こちらはもう、二つ返事でw

これまでも、顧問先の会議なんかで、英語で話したりする機会はあったのですが、基本的には法務の方との日本語のやりとり中心でした。
来年からは、読み書き会話の全てにおいて、英語での対応が増えるので、今から楽しみです。

この話が来てから、結構英語、頑張ってました。風邪で倒れるまではw

まだまだ勉強も足りないので、1月からテンプル大学の講座を取ってライティングを勉強します。
会話練習をどこにするか、まだ迷っているので、おすすめあれば教えてください!法クラで人気なのはCamblyとかですかね。

2023年に注力する分野

9月末に監査役になり、来年からの外資の方の下準備もあり、かつ息子からの風邪をずっと引きずってのバタバタしているうちに、もう2023年が目前です。
去年の4月から息子を保育園に預けているのですが、特に寒い時期は、息子の風邪にエンドレスで苦しむという状況です。。免疫力を上げるしかないですね。

2023年は、

仕事だと、監査役・情報統制関連法・英語

プライベートでは、資産形成・体力増強・(願わくば)第二子

を目標に、前向きに頑張っていきたいです!





次は酒井貴徳さんです!ご無沙汰してます。バトンを託しました✨

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ちひろ先生
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