本の「使い方」

今日の結論:本の読み方は、人それぞれ、好きにすればよろしい

タイトルの『本の「使い方」』はライフネット生命保険株式会社創業者で、現在は立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんの著書。

結構前に本書を読んだのですが、久しぶりに図書館で見かけ、軽く再読し、やっぱりいいわーと思ったのでご紹介です。

特に新社会人、若い社会人は「本の読み方・使い方」というのは結構気になるテーマなのでは?と思います。

さて、出口さんは大の読書家として有名です。どれくらい読まれているかというと、

P3.物心がついた頃(幼稚園の頃)から、私は本の虫です。ライフネット生命を立ち上げて多忙になってからも、おそらく週に3〜4冊は読んでいると思います。もっともたくさん本を読んでいた頃は、毎週10冊以上読んでいました。

とのこと。そんな出口さんの読書法だからぜひ紹介したい!と思ったのでは、ありません。

よく、読書法の話になると、

・3色ボールペンを使う
・自分の意見を書き込んでいく
・身銭を切らないと身につかない
・目次や、まえがき、あとがきから読む

などと聞きませんか?この辺は読書の読み方系のビジネス書を読んでいるとよく出てきます。しかし、出口さんは、

P124.私は原則としてメモを取りません。(中略)線を引いたり、マーカーで印をつけたり、付箋を貼ることもありません。
P114.本が増えては困るので、最近はもっぱら図書館を利用しています。
P129.私は、目次をほとんど読みません。

ということで、真逆。そして「だから、出口さんの読み方が正しい!」といいたいわけでも、ありません。

出口さん自身も、

P6.「 本はかくあるべきもの!」「本はこう読め!」などと押し付けるつもりは毛頭ありません。(中略)本の読み方には個性があっていいし、その個性もまた、読書の楽しみ方のひとつだと思うからです。

と書いており、全くその通りだと思います。

ここで僕自身の読書について書いてみると、

・月間10冊読む
・気になったところは全て付箋を貼る
・最大3箇所(特に気に入った本は5箇所)付箋を貼った場所の文章を記録に残す→プリントアウトして部屋に貼る(半年分)
・図書館を利用する(購入する本は読んだ本のうち2%くらい)

というやり方をしています。

実は本書をはじめて読んだ数年前、「付箋いらないのかー」ということで、付箋を使うことをやめた時期があります。

ただ、それだと、記憶にの中にはあるものの「あのフレーズ、どの本の、どのページにあったんだっけ?」とわからなくなり、それが大変気持ちが悪い。

というわけで、付箋は使用するスタイルに戻しました。

そんな風に、いろいろな読書スタイルがあっていいし、自分に合った形でいいんですよ。大読書家も、そういってますよ!

ということを、本の読み方に迷うあなたに、お伝えしたいです。

自由に気張らず、楽しく読める本を、楽しく読みましょう。それでいいんです。

次回予告

明日のnoteは【46億年の話】です。(予定)
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