Guitar0812
疲れているので歌詞の無い曲にしようと思って、弦が揃ったら弾いてみようかと思っていたギルバートのリュート(FF4)に挑戦してみた。ああすぐには無理だなとは思ってはいたけど、一回ではとてもとても弾けるようにはならなかった。
新しい曲を弾く時、はじめはいつもこんな感じで記憶の中の音をギターに当てはめるとフレットはこの辺?みたいな感じで探り探りで進めていく。前半部分は短時間ではちょっとつらそうだなと思った。
その後、後半のほうがまだ弾きやすい気がしたので、後半のみを練習。しかし通しで弾けるようにはならなかった。
あと音源を聞き直すと記憶とちょっと違った。
他のものにも言えることなんだけど、私はわざわざ譜起こしはしていないので、聞き取ったものをこんな感じだったよねと記憶から引っ張り出して弾いている(練習するのは夜の屋外でくらいしね)。だから、家に帰って弾いたものとオリジナルを聞き直して、あら?となることがままある。ベースラインなどは、これはニクいよなと思うような変化のあるところなどがよく落ちている。逆に言えばそういう記憶しにくいような部分がそのプレイヤーの個性が出ているところなんだろう。佐藤さんのベースは安定しているようで結構ひねているとなぞろうとして気付いた。
ギルバートは吟遊詩人の王子で、ものすごく弱く、特技?も「逃げる(隠れるだったっけ?)」という全く使えないキャラクターだったんだけど好きだった。小学生の頃は男子とばかり遊んでいるわりと活発なタイプだったんだけど、実際はこういう軟弱というかマッチョとは真逆のタイプが好きだったんだよな、当時は全く気付いていなかったけど今と変わらないよなと思うとおかしい。
吟遊詩人って最高じゃない?今のコスパタイパだけの世界では真っ先に切り捨てられるような存在だろうけど。そういうところに惹かれるというのも変わらない。
思えば、中学の頃聴いていた洋楽も、その後好きになったバンドのサウンドのベースになっているようなものが多かったと、最近思い出した曲を聴き直していて感じた。全ては見えない線で繋がっているというか。
最後に音楽と向き合い直し色々振り返ったことで色々な気付きがあったのは良かったと思う。私は音楽も文学・ことばも、それを体現するアーティストも好き(だった)。
誰もいないのだから、私が私のためにレクイエムを。そして納得して旅立つ。
過程を残す。作品ではないけれども、記録も残るから、いつか必要な人が引き出して使えるようになればいい。私は「今ここ自分だけ」の欲望のみの野獣ではない。
目的があるから練習を続けよう。台風どうなるかな。雨だと練習に行けないから困る。
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