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【現状】新型コロナで亡くなった方の葬儀対応(2021年10月18日現在)

新型コロナによる感染者数は、全国的に減少傾向となり、東京都でも連日2桁の感染者数に留まり、以前に比べ落ち着いている現状があります。

一方、新型コロナで亡くなられた方の「お葬式」は「全国的に面会ができず火葬のみ」を行う対応が未だ続いており、ご遺族やご家族にとって、とても辛い現状があります。

これらの課題を解決するためには、まだ超えなれけばならない多くの課題があります。

この現状を解決するために、一部の地域で新型コロナで亡くなられた方の面会プランを提案する葬儀社が現れております。

新型コロナ陽性で亡くなられた方の面会

新型コロナの感染者数や死亡者数は減っておりますが、新型コロナ陽性者で亡くなられた方は、先述の通り「全国的に面会が出来ず、火葬のみ」を行う対応と、以前と変わりない現状が続いております。

そのような状況の中で、首都圏、関西圏の一部などで「新型コロナで亡くなられた方とのお別れプラン」を行う葬儀社が存在いたします。

面会プランを希望されるご遺族に対し葬儀社は、

専用のご安置所にお連れし、「エンバーミング」と呼ばれる処置を行います。

このエンバーミングを行ったあとに、ご家族が集まり最後のお別れを、葬儀社はご案内しております。

しかし、エンバーミングを行える葬儀社だからといって、面会プランのご案内ができる葬儀社とは限りません。

エンバーミングを手配可能な葬儀社でも、葬儀社ごとで考えが異なり、「新型コロナで亡くなった方は速やかに火葬を行う」という考えの葬儀社が多いのが現状です。

ご遺族は面会プラン対応を行える葬儀社を、運良く見つけることができれば良いのですが、対応している葬儀社の数が極端に少ない課題があります。

身内が亡くなられたあと、病院などの医療機関によっては葬儀社手配を急かされてしまい、慌てて近くの葬儀社を手配をしてしまった方も多くいらっしゃいます。

情報不足、タイミング、お住いの地域などが原因で、故人と最後の対面ができず、後悔をしてしまうご遺族がいらっしゃる現状に、私はとても悩ましく感じています。

葬儀会社による対応の差がある現状

葬儀はどの葬儀社も内容が同じ訳ではありません。

日本各地の地域性(風習など)
葬儀社の会員制度やプランの違い
葬儀社がターゲットにしているお客様

などにより、お葬式の内容が異なります。

通常のお葬式においても、各葬儀社により対応が異なります。

通常のお葬式同様、先述の通り新型コロナで亡くなった方の対応についても、各葬儀社で対応が異なります。

地域最大手の葬儀社だからといって、「新型コロナで亡くなった方」の対応を行ってくれる訳ではありません。

葬儀社によっては、コロナで亡くなった方の葬儀対応を一切を行わない葬儀社もございます。

ご遺族は自力で「新型コロナに対応することができる葬儀社」を探す必要があり、現状の葬儀業界の課題になっております。

その中でも一部「新型コロナで亡くなった方の対応を行う葬儀窓口」も存在しています。
実績がある、これらの会社に一度相談をしてみることも良いことです。

葬儀は購買頻度、購買意欲が最も少ないサービス業と言われており、葬儀社同士の比較されることが少ないため、一般の方には「どの葬儀社のサービスも同じ」に見えてしまう課題があります。

もしコロナ禍のお葬式でご心配な方がいらっしゃいましたら、事前に情報だけでも確認しておくことがとても重要になります。


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