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コロナをめぐる葬儀社の工夫と現状

先日日本国内で新型コロナウイルスの変異株:オミクロン株の感染者が確認され、外国のように感染者が拡大しないように日本政府は対応に追われています。

現状の新型コロナウイルスの感染者数は比較的落ち着いており、2021年12月5日の感染者数は全国で115名、うち東京都は20名となっております。

実際コロナで亡くなった方の葬儀対応はどうしているのか?

現状では面会が出来ずに「火葬のみ」を行う対応が全国では主流となっております。

そのような中で「福岡県の天国社」が棺の蓋を「アクリル製」にして、故人とのお別れができるように対応している葬儀社もございます。

新型コロナの感染者の方の葬儀は、

各自治体・医療機関により考え方が異なり、
葬儀社の知識、経験値の問題、
火葬場が受け入れを制限、拒否を行うなど、各地域で対応が異なることが最大の課題です。

私どもでも、首都圏・大阪府の一部で新型コロナで亡くなった方の「面会対応を行うプラン」をご案内しておりますが、やはり地域限定の状態となっております。

葬儀社側としては「葬儀場などでクラスターが万が一葬儀関係者に発生した場合、責任と経営そのものに大きな影響が及ぶため、会社によってはコロナ患者の葬儀を受けない会社もございます」

これは規模が大きい葬儀社が、新型コロナで亡くなった方の対応が「必ずしも出来るわけではなく、むしろ大手ほど断る葬儀社も意外とあります」

私は葬儀専門家・アドバイザーの立場として、どの葬儀社が対応可能であるのか尋ねられるケースも当然ございますが、調べた結果「大手葬儀社だからコロナの対応を行っているわけではありませんでした」

以前と比べ、コロナで亡くなった方の葬儀費用が「異常なほど高い」状態ではなくなりました。

しかし、やはりコロナで亡くなった方の対応費用として「通常の方より追加葬儀費用が必要」であることに変わりありません。

中には東京都狛江市のように、コロナで亡くなった方のご遺族に対し「補助金」を行う自治体もございますが、全国的にはこの狛江市以外には今の所聞いたことがありません。

コロナ感染者が少なくなっている今、コロナに対しての理解、各機関の対応、研究が進み、コロナ患者の方でも、通常の方と同じような形で「お葬式」を行える日が来るように願うばかりです。

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