見出し画像

授業の土台を作る4月 #273

 授業が始まりました。4月の授業は、まずは楽しく学ぶこと。そして、「学習内容」と同じくらい、「学び方」を教えることを大事にします。

「勉強を教える」よりも「学び方を教える」|エンチャント先生@小学校<毎日更新> (note.com)

 ゆくゆくは、自由進度学習をメインにしていきたいですが、まずは、学び方を学んでいくために一斉授業中心にして授業を進めます。だんだん学びの責任を子どもたちに渡していきます。これは計画的に渡していくことが効果的であると昨年度分かりました。やる気はあるけれど、この前まで2年生だった子たちなので、ゆっくりていねいに確認をしていきたいと思います。

1.授業の準備

 5分休み。授業開始の時間になっても座っている人が数人でした。私は、まずは観察をしました。とても楽しそうに遊んだり、しゃべったりしています。あえて、声をかけません。困った表情をした私の顔を見て、よく気が付く子がみんなに声をかけ始めます。全員が座るのに5分かかりましたが、この5分は大事な5分です。ここで話すことは、「時間の大切さ」です。自分の子ども時代の話をします。休み時間のドッジボールに命をかけていた私。「先生は授業を延長して、みんなの休み時間を1分も奪いません。絶対です。」これは、毎年必ず宣言します。「その代わりといってはなんだけど、授業の始まりの時間は守ってほしいんだよね。」と言います。そして、5分休みは次の時間の準備をする時間であることを確認しました。
 もちろん、この一週間一回も叱っていません。叱らないでも、子どもたちの心に訴えかける技術を身に付けていくのは、教師の基本でしょう。
叱らないで、悲しむ。
叱らないでお願いする。
叱らないで問いかける。

注意しないで お願いする|エンチャント先生@小学校<毎日更新> (note.com)

2.話の聞き方

 お話を聞くことはすべての基本ですね。話を聞くことが苦手な子が多いことが分かっていきました。
「話を聞いて!」と言ってももちろん聞きません。それで聞くなら、もう聞けています。まずは、姿勢をつくることが大事であると思います。
 ①話す人は(先生ではなく)教室の中心を向いて話す。
 ②話を聞くときは、話している人の方を向く。
この習慣をつけるだけで、多くの人が話を聞くようになります。
あとは、聞くときの反応の仕方のお手本を示すことも大事です。
授業は会話です。子ども同士の会話が生まれるようにしかけていくことが大事です。

3.ノートの書き方

 板書をうつすだけの授業は最悪ですが、ノートを使って学習していく方法を教えることはとても大事です。日付を書くこと、ページ数、問題番号を書くこと、めあて、まとめ、ふり返りの意味と書き方。いいな!と思った友達の意見の書き方などを繰り返し指導して、4月中に当たり前にできるようにします。

 授業の土台づくりの地道な4月。なおかつ楽しくなるようにいかに工夫するかは教師の腕次第です!


 以上、エンチャントでした。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?