見出し画像

心の時計は人それぞれ #239

 人によって、心の時計はそれぞれだなーと心底思うことがありました。

1.ぶつかり合う心の時計 

 「じっくりゆっくりやりたい子」と「テキパキやりたい子」がぶつかり合うことがありました。私は、両方の特性が分かっているので両者の気持ちがよくわかりますが、子どもはそうではありません。
 「じっくりゆっくりやりたい子」はのんびりしているので話を聞いていないことも多い。「テキパキやりたい子」は、どんどん先に進めたい。
「なんで勝手に進めちゃうんだ!」という思いと、
「何も言わなかったから、先にやっちゃったよ」という思いがぶつかり合っていた。
 お互いが嫌だったことを、言い合ううちに、お互いの気持ちが理解できたようで、自分も悪かったことを認めることもできた。「自分はここが悪かったから、そこはごめん。でも、ここは嫌だったから直してほしい。」と言っていた。子どもなのに、すごいなぁーと感心しました。それからは、ちょっと言い合いながらも、うまくやっているようです。

2.班の構成

 班の決め方について考える。

①一緒に学ぶ友だちを自分で、選ぶ

 授業では、最近こうすることが多い。学習の進度が合う子たちと組む。そうすると、もちろん、気が合うのでもめることは少ない。たまにふざけてしまう子がいるくらい。課題は、固定化しがちということ。

②ランダムに作られた班

 上のぶつかり合いは、ここから起こった。席替えを、「今回はくじにしてみたい」と子どもが言ったので、くじにした。(方法は、毎回子どもたちと相談しながら決めています。)ぶつかり合うことは、悪いことではないと、私は思う。何も起こらないよりかは学びがある。(人権侵害やいじめは例外)

③教師が意図的に作った班

 体育などのチームでやることが多い。学習もうまく進む可能性が高い。意図的にうまくいくようにする場合と、ぶつかり合うことも含めて、乗り越えるハードルにする場合があると思う。しかし、子どもに意図が透けて見えてしまうのはよくない。


3.人間関係の難しさを学ぶ

 大人になっても、人間関係に悩みます。とても大事なことです。わざわざ学校に子どもたちを集めて生活していく価値の中で、かなり大きい部分であると思う。つい、教師は、なるべくもめないようにしてしまう。しかし、長い人生絶対に人間関係で悩むことはあると考えると、小学校の内に、経験を積んでほしいと思う。(何度も言うが、いじめや人権侵害は例外)

相手に合わせること
自分と相手の相手最小公倍数を見つけること

 悩みながら人は成長していくんだよな。と思いました。
教師は、子どもたちが悩まないようにするのではなく、悩んだときに乗り越えるサポートをする役割だと改めて思います。

 児童指導は成長のチャンスです。(しつこいですが、例外あり。)

 以上、エンチャントでした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?