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『This is 嵐』で愛を知った話。

『This is 嵐』を見た。
というか、鑑賞させていただいた。
14年来の嵐ファンの友人の家で、終始泣き続ける彼女の隣で、
気づけばわたしも鼻水をたらし、手を合わせて拝んでいた。
とても尊いものを見た。見せていただいた。
今回のトップ画像の提供も、その友人からである。ありがと😘


コンサート中、ファンのみなさんが嵐のみんなに向けて送ったメッセージが会場に映し出されるという演出があった。
東京ドームの壁を流れるメッセージの中に、

「体を大切にね。」という文言があった。

それを見てわたしは、胸にぐっとこみ上げるものがあった。
そして、ひとつの気付きを得た。

実は、かくいうわたしもジャニーズ好きである。
6年ほど前にスコッとV6沼にハマり、その数年後には関ジャニ∞沼にもチャポンした。
ジャニーズの沼は深く、そして温かい。居心地が良すぎる。

V6のコンサート然り、関ジャニ∞のコンサート然り、年末恒例のカウントダウンコンサート然り、
(ファンクラブ入会初年度に、運よくチケットが取れたのでカウコンも行った。)
わたしが見たことのあるジャニーズのコンサートは、どのグループのものを見ても、不思議なくらいに心が満たされる。
もちろん造形の美しい男たちが歌い踊り、騒ぎ、笑う様を見るだけでも十分心は満たされる。
音楽番組のジャニーズのターンを見るだけでも、「明日もがんばろう~」という活力を頂戴することは出来る。いつもありがと♡
でも、やはりコンサートの後はそれだけでは得られないような充足感がある。

いったい何故なのか?

なんとなくずぅっと、うっすらと不思議に思っていた。
それが、今回の「体を大切にね。」で明らかになった。

それは、
アイドルとファンとの間に、愛が充満している。
と、いうことである。
それも、とんでもない質量の愛が、である。

みんなが「愛とは何か」を必死に探し求める世界で、ついに気づいてしまった。
ジャニーズアイドルがコンサート中に何度も何度も伝えてくれる、
「ありがとう~~~~~!!!!!!!」
そしてファンの伝える、
「あ”り”がどう”(泣)(泣)」
これこそが、愛の正体である。

コンサート後の不思議なまでの充足感、それは心に溢れかえった愛情なのではないだろうか。
アイドルのみんなからもらう、感謝の愛でいっぱいになるのはもちろんのこと、
自分の心の奥底から湧き上がる感謝の愛。
それでいっぱいになっているのではないかと思う。

正直、本当はアイドル側の「ありがとう」の中身は別に何だっていい。
心の底で何を思ってたっていい。
だって本当に思ってることなんてどうやったって分からないから。
わたしたちに見せてくれていることだけが全てなのである。
ま、わたしは、心の底から言ってくれていると信じているが。
アイドルには聖人が多すぎる。
だってあの人たち、1回のコンサートの間に5000種類、200000000回もの「ありがとう」を浴びせてくれるもん。(体感)
「来てくれてありがとう」から始まり、「この景色を見せてくれてありがとう」などなど…。
ちなみに、わたしがこの目で見た「ありがとう」の中でもダントツに尊かったのは、
「守ってくれてありがとう」だった。

誰からだったか、
自分の中にある愛情を入れる器は、人からもらう愛情ではもちろん、
自分から湧き出る愛情で満タンになるのだ、と聞いたことがある。
で、器から溢れた分を他の人の器に注ぐことが出来る。という。
恐らくこれこそがそうなのだろう。

余談だが、他の人からもらった愛情で器を満たす、という表現をよく見るが、
愛は相手の人次第で増減するようなものではなく、常にそこら中に漂っていて、いつも人間はそれを自然から分けてもらって愛を感じ、生活しているのではないか、とわたしは思っている。

で、まぁ話を戻すと、その愛の中身は、分かりやすく言うと
「生きていてくれてありがとう」である。
あくまでもわたしの場合は。である。
コンサートの際に作るうちわにも、彼らにこれ以上求めるものがなさすぎて「長生きしてね」と書いた。とっても気に入っている。
(普通は バーンして!とかファンサ要望を書くことが多い。それも好き。)
わたしにとって「体を大切にね。」と伝えたい相手は、イコール「生きていてくれてありがとう」と思える相手。
つまり、それが「愛する人」であり、その人を思う気持ちこそが「愛」なんだな。きっとここから愛なんだ。
ということが、今回の『This is 嵐』を鑑賞させていただいて得た気づきだった。

人を愛することは、自分の心をも満たす。

人生において、こんなにも素晴らしいことを教えてくれて、本当にありがとう。
嵐の皆さん。
21年間、わたしの友人をはじめとするたくさんの人間たちに、笑顔と生きる力と大きな大きな愛を、本当に本当に本当にありがとう。


またね。

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