ぱりんこからソフトサラダになった娘の世界
「あれ、こんなにしゃべったっけ?」
「こんな気持ちの表し方、どこで覚えたんだ?」
夏休みになって,自分の娘と過ごす時間が一気に増えました。
今学期から地域の保育園に通うようになり,人になっていく自分の娘の成長は,どうやら私の知らない間に進んでいたということに気づかされました。
最近の娘の言動
「さすさすして。」
背中をさすってあげると,落ち着いて眠たくなるらしい。この言葉が出てくると,お昼寝へのカウントダウンが始まります。
おやつは基本的に一人で食べるのではなく,誰かと一緒に食べるものらしい。だから隣で一緒におやつを食べないと不機嫌になります。気分ですが。
だからどんどん私のお腹周りが怪しくなってます。小学校にはないおやつの文化。ただでさえ動いていないのに。
ぱりんこ一袋で満足。
最近はグミのおいしさを知ったらしく,「ガム!」と言ってグミをせがみます。
となりのトトロ
さつきとメイの前にしか現れない,まっくろくろすけやトトロが大好きで,マラカスおもちゃをマイクに見立て,さんぽを熱唱。
一人で遊んでいるときも,娘にしか見えていない何かと遊んでいるのかと思うほど,一人でしゃべりながら遊んでいます。
自分だけの世界に入り込んでいる感じ。
娘の世界=娘の環世界
人には人の世界があり,マダニにはマダニの世界がある。それぞれが知覚を発揮した結果,それぞれが主体として生きる世界がある。って理解でいいかな?
マダニにとって酪酸のにおいは,哺乳類の背中に落ちるために大切な要素。嗅覚が優れたマダニ。人の世界にも嗅覚はあるし,酪酸もあるけど,マダニにとっての役割とは異なる。
娘の言動を見ていると,娘にしかない知覚が働いていて,日常を過ごしているんだと思います。さつきとメイが見えたトトロが大人には見えないように,私にも見えない何かがあるのかな。
同じ空間で見えている,聞こえている,感じている何かは,娘と私にとって,それぞれ役割が違うのかもしれません。なんてね。
気づくと世界は広がっている。
そんな娘は,最近ぱりんこからソフトサラダになりました。
様子を見るとどうやら,ぱりんこからは得られない何かを感じているようです。
知覚レベルで娘の世界が広がっている。
いや,単純に大きくて食べ応えのあるせんべいの方が満足ってだけですね。
少しずつ大きくなっていく娘の話。
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