イメージをコピーするタイプ3
以前にもタイプ3とタイプ6は似ていると書いていましたが、
『タイプ6とタイプ3、2つのタイプの共通点』
『プラス9の法則』
今まで書いていないところで、両者とも既存のものをコピーするという点があります。
タイプ6のコピーについては、すでに書いています。
『タイプ6国民、日本人の思考停止』の始めのほうで書いています。
『答えをコピーする日本人とその弊害』
タイプ6と同じようにタイプ3もコピーをします。
タイプ6の場合は、「考え(答え)」をコピーしますが、
タイプ3の場合は、「イメージ」をコピーします。
ここで少し説明します。
一般のタイプ3は、感情を通した関係性の中で生きています。
そして、他人との感情のやりとりでは、プラスの感情で包まれたいと思っています。
ここでいうプラスの感情とは、好意であったり、賞賛であったりします。
そういった中で、より早く好意を得るために、タイプ3は、既存の好ましいイメージをコピーします。
このコピーが過ぎると、ヘレン・パーマーが言うところの『演技者』となる場合もあります。
ヘレン・パーマーは、
ちょうど演技派俳優のように、タイプ3はその日に自分が行く場所に応じて、行動や外見を変える。
と書いていますが、その行動や外見は、オリジナルなものでは無く、広く人々から受け入れられる既存のイメージのコピーを使うということです。
新奇なイメージでは、それが受け入れられるかが分かりません。
タイプ3は賞賛を求めます。そのようなタイプ3なら、新奇でイメージを作っていくよりも、既存のイメージの中から、“今”皆から受け入れられているイメージを選んでコピーしたり取り入れたりするほうを選びます。
このイメージのコピーは行動や外見にとどまらず、創作をする場合には、その作品の中にも見られることになります。
タイプ3や、ウイング3などの、タイプ3的な要素として、
イメージのコピー、もしくは、イメージの取り入れ、があります。
参考
『【エニアグラム用語】ウイング(ウィング)』
『エニアグラムの本に書かれているタイプ3国家アメリカ』
『日本とアメリカ(タイプ6とタイプ3)・目覚めの注意信号』
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