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異なるタイプの意見を取り込む話

前々回、「価値観の多様性と割り合いと組み合わせ」と書いたので、それに関する話を書きます。

あるときの私の話です。友人のタイプ6をからかうことをしていて、それが止まらなくなったときがあったのですね。
それで、もう一人の年下の友人のタイプ1と始めはニヤニヤ面白がりながら、私はからかっていたのですが、あるとき、「次はこんなことをしようか?」と私が言ったら、タイプ1が笑いながらも「もう、そこらへんで止めておいたほうがいいですよ」と一言釘を刺してきたのです。笑ってはいましたが、そこにははっきりとした意志がありました。
それで、ハッと我に返り、「真面目で正義感の強いなタイプ1が止めに入っている。ここで止めないとまずい」と思って、からかうのを止めたことがありました。
私はこのとき、法律やルールのように、書かれてる書かれていない、解釈次第でどうとでもなるものではなくて、「べき」で生きるタイプ1の忠告を受け入れることで、自分を律したのです。
タイプ1は、意をもって内に入る性格タイプで、これを別表現にすると『自分を律する人』となります(ちなみに意をもって外に向かうタイプ8は『人を律する人』となります)。
私はタイプ1の忠告を受け入れることにより、タイプ1的な自分を律する態度を一時的にせよ自分の中に取り入れたわけです(律する範囲はタイプ1によっても違いがあります)。


タイプが同じか別かを問わず、違う視点、異なる視点からの忠告は貴重です。
そして忠告なり意見を取り込むことができれば自分が広がります。可能性も広がります。
とは言いながらも、相手の性格タイプや、関係性によっては素直に聞けない場合もあります(今回のタイプ1の場合は、『統合と分裂』の間柄のタイプ4だと素直に聞けないでしょう)。
だからこそ、組み合わせが重要になってくるのですし、
全体的な文化を決めるときには、割り合いも重要になってきたりするわけです。


参考
『統合と分裂』などのエニアグラムの基本用語が分らないかたは、こちらをお読みください→マガジン『エニアグラムの基本用語』

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