菅首相をタイプ9として見ると

『首相「明かりは見え始めている」…ワクチンは「デルタ株にも効果」と強調(読売新聞オンライン)』
というニュースに対するコメントが荒れ気味で、
菅首相のことを、ちょっと考えてみたのだけど、

菅首相をタイプ9として見ると、タイプ9は知情意の意で、関係性の人だから、
周りとのやり取りの中で、ポジティブな意志を拾い上げようとしているのだろうと思った。

例えば、日本の国民性と言われるタイプ6は、知情意の知で、関係性の人だから、
ポジティブな考えを求め、ネガティブな考えを嫌う傾向がある(ネガティブな考えに触れるとストレスがかかるほど耳をふさぎ、「不安をあおるな」と言う)。

※ 『タイプ6は心配事・不安に どう反応しているか、 精神レベルにより どう変化していくか

それで、タイプ9の場合のポジティブな意志とは、「上手く行っている」「問題なく執り行われている」「通じている」といったもの。
ここで、知情意の意と書いたが、別の表現だと行動センター(意志の表れとしての行動)となるので、それに即した言い方をするなら「スムーズな行動が行われている」「行動(執り行われていること)に支障が無い」という表現になる。

それが事実かどうかは、実はどうでもいい。

タイプ6が上手く行っていないときに、悪く考えることを避け、大丈夫と言って、タイプ6の求めている知(思惑・考え・可能性)においての周りとの関係性が正常であるという幻想を信じ込もうとするように、
タイプ9も上手く行っていないときに、「支障が無い」「問題無い」と言って、タイプ9の求める関係性(意志疎通)が正常である幻想を信じ込もうとする。

なぜって、自分の求めているものが壊れたことを直視することができないから。


タイプ9は『調停者』『仲介者』とも言われる性格タイプである。意志において関係性を構築する性格タイプである。
菅首相は、ストレスがかかるほど、国民に向けて「支障が無い」「問題無い」と言っている。
「あなたと私、上手くいっている」と言っている。「私の周り、上手くいっている」と言っている。

つまり、言葉とは裏腹に追い詰められていることになる。

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