マイナンバー、中国流出で思ったこと

マイナンバー、中国で流出か 長妻氏指摘、年金機構は否定:時事ドットコム』

 立憲民主党の長妻昭副代表は17日の衆院予算委員会で、マイナンバーが業者を通じて中国で流出した可能性を指摘した。
 これに対し水島氏(日本年金機構の水島藤一郎理事長)は、記載されている情報は「基本的に正しい」とする一方で、マイナンバー部分に関しては「正しいものと確認させてもらうことは差し控えたい」と曖昧な答弁に終始した。


毎回書いていますが、エニアグラムのタイプ6の日本は、安心・安全・安定を大切にし、その維持管理に努めますが、
それが壊れた状態が簡単に直らない場合は、それを無視して「臭い物に蓋をする」行為を行います。

今回のやりとりは、そんなタイプ6な国民性が出たものです。
ちなみに、これがさらに悪化すると「大丈夫」が出てきます。



中国で思い出したのですけども、
以前話題になっていた話で、「アマゾンで中国の業者から購入するときに、住所氏名を入力すると、それが悪用される」という話がありましたよね。
「架空の会社の登録に、自分が入力した住所が使われてしまった」とか、ありませんでしたっけ。
「悪徳業者が自分の住所を使っていて、いつの間にか、自分が悪徳業者として恨まれていた」なんて話がありませんでしたっけ。

となると、今回の情報も、そのうち使われ出すかも知れません。


これで思い出されるのが「踏み台」という言葉です。

@IT のサイトから引用して説明すると、
踏み台とは「サーバやPC(パソコン)が第三者に乗っ取られ、不特定多数への攻撃の中継地点になること」、
「サーバやPCが踏み台にされると、被害者であるにもかかわらず、結果的に攻撃元として攻撃に加担したことになる」
なんて書かれています。

どこかの国が日本にスパイを送り込もうとしたら、
(拉致するか、殺して)入れ替わる人としては、始めからマイナンバーまで分かっている人がいれば好都合なわけです。
人が「踏み台」になるわけです。
それで被害者なのに加害者の役割まで負わされてしまうわけです。

今後マイナンバーには色々な情報と関連付けがされる予定みたいなので、これが洩れると、他国が日本で協力者を見つけるのにも使われるかも知れません。
「領海問題のある場所に日本から船が出ていくときに、その情報が事前に相手に漏れている」という話があります。
こういったときの協力者を探すときにも、マイナンバーが分かれば、そのうち、学歴、家族、収入、財産、病歴など、つけ入るネタを探すのに使われることでしょう。

知らないうちに、ミステリーに巻き込まれる可能性だって出てきます(今、どこかの国であなたが私が、その対象になっている可能性があります)。
知らないうちに、自分の情報で悪さをされているかも知れません。
「踏み台」の説明にあるような「被害者であるにもかかわらず、結果的に攻撃元として攻撃に加担したことになる」可能性があるわけです。

…なんて話は、安心・安全・安定が崩れた状態を想像したくないタイプ6な日本人は聞きたくないでしょうから、
問題が眼前に迫るまで、無視し続けるのでしょうね。

そんなことを、このニュースを見て思いました。

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