「なんで日本人は警察みたいに聞くんだ」

『金田一秀穂×英文校正エナゴ・トップ研究者インタビュー::英語論文校正』

日本でパーティーに参加した外国人は、よく「なんで日本人は警察みたいに聞くんだ」と言います。おまえはどこから来たか、何しに来たか、いつ来たか、兄弟はいるのか、家族は何人か、休日は何をしているのか、質問攻めにしてくるからウンザリするのだと。あれは別に、聞きたくて聞いているわけではないのだという話をします。時間をつぶさなくてはいけないから、必死になっているだけだと。外国の人には、「もしそういうふうに日本人が聞いてきたら逆にあなたが聞いてあげればいい。そうすると日本人はホッとするに違いない。」と勧めています。「納豆は食べられますか?」と日本人に聞かれたら、「食べられますよ。あなたはどうですか?」と聞き返す。そうすれば、話すべきことが与えられて日本人はホッとします。


以前、エニアグラムのワークショップに参加したときに、こんな感じでいろいろと参加者に質問をされているかたがいたことがあります。
「タイプ6かな」と思って見ていました。後ではっきりしたのですが、タイプ6でした。

タイプ6は、安心・安全・安定がとても大切な性格タイプです。
それで、初対面の人は、安心か安全か分からない未知の人なので、その未知な部分を埋めるべく、いろいろと質問をするわけです。
そうやって不安を解消しようとするわけです。
緊張して不安があるほど、この行為は強まることになります。
それで質問をして、相手の未知な部分が分かって、その所属と人となりが把握できたと思えて初めてタイプ6な日本人は安心できるわけです。

ですから、この文章を書いた金田一秀穂さんとは意見を異にしますが、私としては、この警察みたいに聞く行為はタイプ6な国民性から来ているものと、とらえています。

あ、当たり前のように書いてきましたが、日本の国民性はエニアグラムのタイプ6だと言われています。

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