野党の街頭演説とか、鉄道会社の注意警告とか【追記】

※ 私に認識間違いの部分がありました。指摘があったので追記しています。

野党の街頭での演説を聞いたことがあるのですけど、○○政権の問題だとか、政策の問題点だとか、たぶん正しい部分もあるのでしょうけど、道く人がなぜ止まらないか? 分かっていないと思います。人を笑わすことのできない 売れない芸人のように見えてしまいます。相手の気持ちが分かっていなーーーい。


日本人は、安心・安全・安定を求めるエニアグラムのタイプ6の性格タイプです。
そのような人々が、不安をあおる話、安全ではないという話を、たとえそれが真実であっても長時間聞くはずはないし、歩みを止めてまで聞くはずもないでしょう。
簡単に話を聞かせるには、たとえ嘘であっても「大丈夫」ということです。だまされたい人達なんです。だましてあげましょう。
もしも良心がそれを許さないのであれば、言い方を工夫すべきです。不安にさせる言葉の割り合いや時間配分を少なくするだとか。深刻な顔はしないだとか。

私なんかは、ストレートにタイプ6の嫌がる未知や混沌を言ってしまって、相手の顔をゆがめたり曇らせたり、相手のレベルを落としてしまいがちです。エニアグラムを分かっていても、自分の中にタイプ6な価値観や感覚がないと、やってしまうものです。いわんや、エニアグラムを知らない人であるなら、自分と異なる性格タイプへの対応なんて無理でしょう。


自民ならそれが分かっている。なんて思ってはいません。
実は自民党も野党とそう変わりはないのではないか? と思っています。

例えば、原発を停止する勢いが強まったときに与党自民の関係者が「電力の供給に問題が出る」なんて意味の不安を煽ることを言っていました。
それは、不安をいつも言って嫌われている野党が使う論法です。分かってないよな自民党。野党とそう変わらない。


日常において、いつも疑問に思っていることがあります。
電車にのっていると「警戒中」だとか「不審物を見つけたら」なんて不安をあおるアナウンスが表示されます。何年も前から表示され続けています。
なんでまた鉄道会社が起きてもいない不安を煽ることをしているのでしょうか? 不安が嫌いなタイプ6日本社会において・・・です。
まだ起こってもいないのに。起こってもいないのに。起こってもいないのに。
今だったら(2021年10月1日 時点)、新型コロナが収まってきているのに「いや、今でもまだまだ危険だ」「すぐに増加に転じる」なんて言う人は嫌われるでしょう?
鉄道会社のあれ、タイプ6な日本人の精神レベルを落とし続けています。
日常の中に「らしくないもの」があります。
たぶん、政府がアメリカに言われて行っているのでしょう。なぜって、不安を嫌うタイプ6な日本人や日本の企業や官僚からは、あれを行うような発想は出て来ませんから。

(追記 shizen_hakka さんから指摘が入りました。
不審物の声のアナウンスは、地下鉄サリン事件(1995年)が始まりだそうです。
私は声のアナウンスを聞き出したのはずっと最近ですし、はじめて電光掲示板での警告を見たのは911からずいぶんとたったとき、東海道線で見たのが初めての記憶です。
そこで軽く検索してみたところ、以下のような記述を見つけました。https://rekisiru.com/15071/2

(略)また営団地下鉄車両の内部に「不審物・不審者を発見した場合は乗務員にお知らせ下さい」と書かれたステッカーが貼られるようになりますが、このステッカーは当時その他の私鉄では実施されていませんでした。しかし2001年アメリカ同時多発テロ事件が発生したことを受けて各鉄道会社に広がりました。

当時、地下鉄にも乗っていたと思いますが、基本はJRでしたので気が付かなったようです。また地下鉄でステッカーを見た記憶は無かったですけど、当時は貼られていたようです。
ですので、「不審物・不審者を発見した場合は乗務員にお知らせ下さい」の警告自体は、地下鉄サリン事件が発端になっています。そこはお詫びと訂正をいたします。
その上で、「2001年アメリカ同時多発テロ事件が発生したことを受けて各鉄道会社に広がりました」は、私の印象と一致します。
ですので、毒ガスに対して換気の悪い当時地下鉄でのみ警告があった。それがいつまで続いたかは分からない。オウム事件はその後、落ち着きます。
他の鉄道にまで広がったのは、911と関係がある。
ということのようです。
追記終わり)

本当に起きてもいないことをなんでああまで言うのか?
(追記 この部分は間違いです。地下鉄サリン事件を受けて営団地下鉄車両では「不審物・不審者を発見した場合は乗務員にお知らせ下さい」と書かれたステッカーが貼られていたそうです。
その上で、2001年アメリカ同時多発テロ事件が発生したことを受けて各鉄道会社に広がったそうです。
追記 ここまで)
それならば、一度起きたことに注意を向けたほうがいいのでは?
例えば新幹線において、「車内で異音を聞いたらすぐに乗務員にお知らせください。台車に亀裂が入って破断寸前かも知れません。大事故になりお客様が死亡する危険性があります」と毎回アナウンスを流すべきですし、
それが私鉄の小田急線であれば「周りを常に警戒してください。特に幸せそうなかた。服装が綺麗なかた。あなたを刺そうとしている人が車内にいるかも知れません」と毎回アナウンスすべきです。
鉄道会社なら、不審物より痴漢のほうがまだ日常的な問題なはずなのに、そういったアナウンスを聞いたことがありません。

たぶん『惨事便乗型政治』を意図的に起こそうとしているのでしょう。ですけど、日本は惨事に便乗しようとする人は嫌がられるのです。不安なことを言う人はともかく嫌がられるのです。
空気の読めない野党ならともかく、自民党までが分かっていない。
アメリカでは、あれで通用するのでしょうけど、それをそのまま日本にもってきても通用するはずがない。
それで、上から言われたものをホイホイと、上意下達じょういかたつで、玉突きのように最後まで伝えて、誰も文句を言うことなく実行してしまうところは、依存体質で思考停止のタイプ6仕草だな、とは思いました。

ということは(つまり、ここまで書いて分かることは)、タイプ6な日本人は、自分のタイプ6らしさに無自覚(少なくとも他国に 自国がどのような性質・性格かを説明できない)であるということです。


※ 『日本でなぜ、朝日新聞と共産党が嫌われるのか?
タイプ6国民、日本人の思考停止

2021/10/04追記
タイプ6な日本人は、いつまでも不安を煽ることは嫌がるのです。それが事実であっても。危険から目を逸らすことが通常の動きとなります。
これは最近であれば『ウィズ・コロナに危険を感じるわけ 』で、くどく書きました。
そんな日本で、不審物注意警告の日常化は、不自然で違和感のあるものなのです。
と同時に、不安が嫌いなタイプ6日本の精神レベルを落としているものなのです。
それで、なぜ「らしくない」ことをやっているのかと言えば、それはアメリカから言われてやっているのだろうな。と思っているので、そういったことを書きました。
不審物・不審者への警告は地下鉄サリン事件がきっかけであったようです。そこは、私の間違いなので、お詫びと訂正をいたします。
東京には、2つの地下鉄事業者が存在します。警告ステッカーを貼っていたのは、営団地下鉄(現 東京メトロ)車両だったそうです。そこで私がその時期に使っていた地下鉄を調べてみたところ東京メトロ東西線でした。ならば私も気が付いていたはずです。
私自身は記憶にないのですが、記録には残っているそうなので、この部分は訂正したいと思います。

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