ホームセンターのカインズ、ケイ藻土製品アスベスト混入29万点回収から思ったこと


ここ数年、ケイ藻(そう)製品をよく見かけるようになったなと思っていたら事件です。
売られて2年後に問題が見つかったようです。

基準超アスベスト含む可能性 バスマットなど29万点回収へ(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース』

https://news.yahoo.co.jp/articles/a516f83f66135b65b7eabfefb6b4b67e04c1568f

ホームセンターのカインズは、ケイ藻土を使ったバスマットやせっけんトレーなど17商品、およそ29万点を自主回収すると発表した。

2018年5月26日から12月12日までに販売されたものが対象で、法令基準を超えるアスベストが含まれている可能性があるという。

割れたりすると、アスベストが飛散するおそれがあることから、購入者に対し、使用を中止するとともに、回収するまでポリ袋に入れ、密閉して保管するよう求めている。


そして、それへのコメント

2年以上前の商品なんて回収出来ないでしょう。
そもそもレシートを保存している人なんて居ないと思う。
えっじゃあ百均とかで売っている珪藻土で出来てる砂糖や塩の容器に入れる湿気取りや、コップの水滴が机につかないように置くコースターもアスベストの危険があるってこと…?!
珪藻土のスプーンも売ってるよね。
食材を乾燥するという触れ込みで。
その食材を汚染するなんて。
あれが一番ヤバいのでは。
洗ったコップなどを置いておく珪藻土水切りシートや、珪藻土軽量スプーンなどキッチンで使うものも売ってたような…本当にそれは対象外なの?
これは長期的に見て健康被害が出そう。
カインズだけでなく、前から中国製のバスマットはアスベストが含まれている可能性があるって言われてたけど、ホントだったとは。日本製は高いから中国製買ってたけどやっぱりこれからは日本製にしよう。そして今まで水をあまり吸い取らなくなったら紙やすりで表面を削っていたけどもしアスベスト含まれてたら最悪だわ。
でもな。
日本製だって怪しいやつは
日本で梱包したから日本製と
言っているところもありえるしな。
日本製の定義をもっと厳格にすべきだよね。


日本はエニアグラムのタイプ6の国だと言われていて、
タイプ6は安心・安全・安定がとても大切な性格タイプです。
ただし、あまりに不安が大きくなり過ぎて、ある量を超えてくると、安心・安全・安定が崩れた終わらない現実を見ることがストレスになるのため、逆に「大丈夫」と言い出す面があったりする性格タイプでもあります。

今回は、およそ2年前に売られた製品が今頃になって(安心・安全・安定が損なわれる)危険だと言われ、また類似品がたくさん出ているので軽い騒ぎになっているようです。


タイプ6は、『疑念者(ヘレン・パーマー)』『慎重な人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプです。

今回の事件を受けて、ネットでは、いろいろと疑念が出てきています。
そうやって、タイプ6は安心・安全・安定を確保しようとします。

今回混入が問題となったアスベストですが、
ウィキペディアによると、

石綿の繊維1本は直径0.02-0.35 μm(髪の毛の5,000分の1)程度である。耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ、安価であるため、「奇跡の鉱物」として重宝され、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等、様々な用途に広く使用されてきた。しかし、空中に飛散した石綿繊維を長期間大量に吸入すると肺癌や中皮腫の誘因となることが指摘されるようになり「静かな時限爆弾」と呼ばれるようになった。以降、代替品としてグラスウール(ファイバーグラス)やセラミックファイバーが用いられる傾向にある。

と出ています(間違っているかも知れませんが、私なりの理解は、「極小の小さなトゲが細胞をチクチク傷つける。永遠に。それで、そのうち細胞がおかしくなる」です)。

ヤフーのコメントにはこういうのもありました。

解体業のバイトをやっていた時、親方に言われました。
珪藻土グッズは絶対に買うな、あれはアスベストみたいな危険物だから。

親方は正しかった。

それで、珪藻土(けいそうど)についても調べてみました。
ウィキペディアによると、

藻類(そうるい)の一種である珪藻(けいそう:単細胞性の藻類のグループ)の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)である。

それで、この珪藻土(けいそうど)、
土に中には、微生物がいるので、約1000℃前後で焼成し(微生物などの)不純有機物を焼却除去する工程が必要なのだそうですが、
高い温度で焼くことにより、一個一個の珪藻土の藻がガラス質の “鋭利なホコリ” に成り、肺に入るとアスベストのように肺種を発生させる危険性があるようです。

珪藻土(けいそうど)が調湿性に優れると言うことは、水分によって膨張収縮を繰り返すことを示しており、これによる劣化がおきて珪藻土のパウダーが室内空気中に放出されるときが来る。との指摘もネットにはありました。

珪藻土(けいそうど)の危険性をネットで調べてみると賛否両論があるようです。
また一口に「珪藻土(けいそうど)」と言っても種類があるようです。
ただ、全面的に「大丈夫」といっているところは、タイプ6の「過度な不安を直視しない姿」にも見えて、楽観した話を信じられない私がいたりします。

ちなみに、今回調べて初めて知ったのですが、この珪藻土(けいそうど)、
醤油、日本酒、みりん、ビール、各種調味料、果汁飲料などを濾過(ろか)するのにも使われているとのことです。なんだか複雑な気分ですね。


アスベストのように「静かな時限爆弾」と呼ばれるものを心配視するのは、エニアグラムで言えばヘッドセンターの人が真っ先に思い浮かびます。
なぜかというと、ヘッドの人たちは、思惑や考え、可能性で周りを見ているからです。

これが、ガッツセンターの場合は、体感や事実で動きますので、
それが理系の人であったら、データを見て事実として対処するでしょうが、
理系以外であった場合、体感で判断しますので、「静かな時限爆弾」には無頓着な場合がほとんどとなります。爆発してから事実を体感して、その上で理由が分かってから問題にするわけです。

ガッツセンターが総じて「どっしり」した雰囲気をさせているのは、事実で動く人たちだからという面もあります。対してヘッドセンターはそれに比較すると「どっしり」感は無く、軽いです。
これはトレードオフな関係なので、良い悪いはありません。

ちなみに、ハートセンターはイメージのセンターなので、ヘッドセンターのような可能性では見ないです。
要はイメージできるかできないかです。それで動きが変わります。


参考
【エニアグラム用語】センターとは?

2020/12/23追記
カインズだけでなくニトリでも

基準を超えるアスベストが含まれているおそれがあるのは「ニトリホールディングス」が4年前から、ことしまでに販売した、けいそう土のバスマットとコースター、合わせて9種類の製品です。
削ったり割ったりするとアスベストが飛散するおそれがあるということです。
厚生労働省によりますと、これらの製品はいずれも中国で製造され、これまでに合わせて240万点余りが売れたということです。
また、けいそう土の別の製品、合わせて29種類についても、アスベストが含まれていないか調査を進めているということです。

アスベスト混入の危険性が今回の問題なのですが、
中国製 珪藻土(けいそうど)そのものの安全性も気になるところです。
誰か製品に使われている珪藻土の形状を顕微鏡で確かめて欲しい。ガラス質の “鋭利なホコリ” に該当するものが含まれているのか気になります。

2020/12/30追記


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