日本はタイプ6か? もう少し書きます

前回に引き続いて、「日本はタイプ6か?」という話をもう少し書きます。

関連した話がネットにありました。
ヤフー知恵袋における 2009/6/28 の質問です。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1127714866

エニアグラムで「5」と評価される人の割合が多いのはなぜですか?
「5」の人の絶対数が多いのか、
それともエニアグラムをしがちなのが「5」と評価される人特有の現象なのか。

という質問の答えに以下のものがありました。

5が多いという統計もあるのかもしれませんが、私が聞いた話によると「6」多いようです。
風習や文化の影響が強く、エニアグラムでいうところの「頭」でものを考える5・6・7が多く、特に日本人には「6」が一番多いといわれています。(頭文字があっているかは疑問ですが、アメリカ人のD.L&R.H両氏に以前うかがったことがあります。知ってる人なら知っていると思います)
(以下略)

この回答からは、リソ&ハドソンは、日本人の割合としてタイプ6が一番多いと考えているようです。

私としては、これに関しては保留としています。
場所場所によって偏りが出ると考えるからです。例えばエニアグラムにおいても、講師がハートセンターであればハートセンターが多く集まって来るという話を聞いたことがありますし、友人関係だとえり好みできますし、学校や職場などでは見えないフィルターがかかっていると想像しているからです。
これを強く意識するようになったのは、
日本においてイノベーターの割り合いは25%で、その対極のエクゼキュータの割り合いが26%であるのに、
50人以上の組織でテストを受けた人になると、イノベーターは19%と減って、実行力に強いエグゼキューターが38%にのぼったたという話を知ったからです。

※ 『イノベーターはいるのだけども(エニア話ではなく)

ですから、観測者、観測地点によりかたよりが出ると考えるようになりました。

ちなみに、私がリソ&ハドソンのワークショップに行ったときは、日本の国民性をたずねる質問がありました。あのとき一瞬の間があったあとに答え始めたのは、この手の質問が日本人からは多いからではないか?と先ほどのヤフー知恵袋の文章を読んだ後だとそう思えてきました。「またか」と思ったのではないでしょうか。
それで、答えの内容としては、
エニアグラムの指導者によっては日本をタイプ4とする者もいる。京都の印象、陶芸においてひとつひとつ形が違う個性を大切にするところ、三島由紀夫の文学から、そう感じているようだ。ただ、日頃見ることになる日本の風景はというと・・・(つまり4を感じる美しさはないと言いたかったみたい)。
のような話があって、日本人自体はタイプ6でよさそうだ、という答えだったと記憶しています(一連の話は曖昧な記憶で書いています)。

私が今までエニアグラムで出会った人たちと日本の性格タイプについて突っ込んだ話をしたことはありません。
エニアグラムのワークショップでは、まず自分を深く知ることが主題となっているので、国民性の話をする機会が基本的にはないのです。
そのうえで、共通認識として日本はタイプ6という感じでした。それ以外のタイプを言う人にはワークショップでは会ったことがありません。

私が日本をタイプ6だと学んだのは、たぶんワークショップで講師のかたが何気なく言った一言だったと思います。
そのころはタイプ6への理解ができてなくて、なんとなく、「そうなんだ」といった感じで聞いていました。
その後、タイプ6を知るにつれて、日本との共通点を多く感じていくことになるわけですが、それは長い時間の経過とともにでした。

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