あらためてリソ&ハドソンを通してタイプ6日本のレベルを見てみる

前回の文章の後半に書くつもりのものを独立させて文章にしました。
日本がエニアグラムのタイプ6の国民性であるという前提の下にお読みください。

リソ&ハドソンのレベルの記述をタイプ6で見ていると、

レベル2の記述に、
「強い絆」「相手の身になる」
レベル3の記述に、
「勤勉」「自己犠牲的」「共同社会の構築者」
があります。ただしこれは健全な状態なので、今の日本人の多くはこれに該当しないでしょう。

ちなみに、この文章を読んでいて、「私はタイプ6ではない」というかたもいるかも知れませんが、タイプ6な日本の国民性の上に自身がどのレベルの振る舞いをしているかは意識をしておいたほうがよいです。

続けます。
ここから通常の状態です。

レベル4の記述に、
「義務を果たす」と「義務を負わされた」、「信じる・疑う」
と揺れる不安なタイプ6の思いが現れ始めます。

「きちんと計画する」「紛争を調停する」「仲間である」と比較的良い言葉が残っている一方で、
「自信のない」「人の機嫌を取る」というタイプ6の不安感が出始めています。
エニアグラムをしている人なら分かっている話となりますが、タイプ6は「怖がり」と言われています。

こうなると「言動を見せつける」「競争心旺盛」「忠誠な」も不安感の裏返しだということが分かってきます。

レベル5の記述には、
「強いられたと感じる」「受動攻撃的」「回避的」「不平不満をこぼす」
が出て来て、特に「不平不満をこぼす」は、私が日常でよく見るタイプ6の姿であったりします。
ちなみにレベル5がレベルにおけるちょうど真ん中の位置にあたります。

レベル6の記述には、
「権威主義的」「けんか腰」「過度に熱狂的」

レベル7の記述には、
「服従する」「基準を完全に合わす」「無力だと感じる」

レベル8の記述には、
「狂信的」「暴力的」「被害妄想」「憎しみに満ちた」

なんて出てきます。
ちなみにレベル7から下が不健全な状態です。

日本の理想は、
レベル2の記述にある
「強い絆」「相手の身になる」
レベル3の記述にある
「勤勉」「自己犠牲的」「共同社会の構築者」
となります(実際のリソ・ハドにはもっと記述があります)。

ですが健全な状態になんて簡単には行けないことも事実です。

できるだけ状態の良いところを目指すか、それができない場合は、自分の、もしくは自国の不健全さに気付いておく必要があると私は考えています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?