「へつらう」とタイムから言われた安倍首相ですが

 エニアグラムを通してニュースを見ています。
 『タイム誌が酷評 安倍首相はトランプに「へつらっている」(日刊ゲンダイ 2017年2月11日)

 米タイム誌(電子版)は10日、安倍首相がトランプ米大統領に露骨にすり寄る姿勢を痛烈に皮肉った。

 タイプ3のアメリカで、こんな記事が出るとは意外でした。
 中国と同じ性格タイプの人は、タイプ6のこんな態度を思いっっっ切り嫌がるんですけどね。
 私としては、中国の反応のほうが気になっています。

 一方『日米首脳会談、長い握手が示した日米の“力関係”(2017/2/14:日野 江都子:日経ビジネスオンライン)』での評価のほうが私にはしっくりきます。

 一部の報道ではこの握手を、日米間の固い信頼の証しとも解説しているようだが、イメージコンサルタントである私の立場から見ると、この握手には強い違和感を覚えた。
  ・・・トランプ大統領のこの仕草は、まるで自分よりも小さく、弱い存在を可愛がるような印象で、安倍首相への強い親愛というよりも、安倍首相との力関係を報道陣に見せつけたいという狙いが透けて見えた。
 唯一、評価できるとすれば、潔癖性で知られるトランプ大統領が、19秒に及ぶ長い握手をしたことの意味だ。少なくともトランプ大統領は、安倍首相のことを「嫌いではない」、むしろ「身近な存在」と感じており、「可愛がっておこうか」と思っているように”見える”ということだ。

 トランプ大統領との関係においては、対等とは言えませんが、懐に入ることには成功したように思えます。中国やドイツは対等な立場に持っていくでしょうから、相対的に日本は、それらの下と見られる可能性はあります。中国は対等な国で、日本はアメリカに守られる弱き国という位置付けになるということです。これが歴史の分岐点になるかも知れません。トランプ大統領がタイプ8とするなら、タイプ8は身内の弱き者を守る傾向があります。日本が身内かは不明ですが、それに近い立ち位置になったのだと見ています。後はトランプ大統領がタイプ8なら時々突っついてくるでしょうから、それをどう受けるかですね。

 予断は許しませんが、"今"・・・というか日米会談直後の状況をそのように私はとらえています。数日たった"今"は、また違うかも知れませんが、そこは知りようがありません。


 話はそれますが、この日野江都子さんというかた、「見える」という言葉を多用しています。タイプ5なのですかね。「違和感」という言葉も使うし、理路整然と解説しているさまもあわせてタイプ5っぽいなという感想を持ちました。

2017年3月25日追記
気になる記事があったので追記します。
「金正恩はもう死んでいる!?」安倍官邸が摑んだ仰天の影武者情報』より

「北朝鮮の若い独裁者(金正恩委員長)は、ひょっとしたらもう死んでいるのではないか? そうでなかったら、病魔に冒されて伏しているのではないか?つまり、いま表に出てきている男は、本物ではなくて、ダミー(影武者)だということだ」後ろに控える通訳が、トランプ大統領の発言を訳して聞かせると、安倍首相は、驚愕してしまった。「金正恩がすでに死んでいるだと? 本当にそんな情報がもたらされているのか。とにかくその件については、帰国後に、わが国としても全力を挙げて調べる」安倍首相としては、そうフォローするのが精一杯だった。

 この話が本当であれば、ですが、
いちいち驚愕していたら、タイプ8に、なめられますよ。これが本当であれば、トランプ大統領との関係を少し心配しています。

 今は、新聞やメディアがトランプ大統領のことをあまり話題にしていません。たぶんトランプ大統領との関係が良好だと官僚が感じているからでしょう。もしも、トランプ大統領との関係が不安定になるとしたら、再び(官僚の心の声の拡声器である)新聞でトランプ大統領の行為が話題になるでしょう。一応、念のための話として、意識しておいたほうがよいと思います。


2020/07/14追記
安倍トランプの間柄は、良好というわけでも無かったようです。
ボルトン前補佐官が暴露話から見るトランプ大統領と安倍首相

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