前々回の映画泥棒のCMの話と関連して、

『創造性』というものは、もしかすると、繰り返しや同じ答えに対する忌避感・嫌悪感が出発点なのかも知れないと思いました。
全ての人がそうでないにせよ、そういう人もいるということです。

ならば、繰り返しが好きな人が新奇性のあるものを作り出すのは苦労のいることなのかも知れません。

『外向性』もそうです。

に、まとめられた文章を読んでいると以下のようなものがありました。

・外向性の高低は脳の新皮質の一部の覚醒レベルが影響している。外向性が高い人の方が覚醒レベルが低く、外向性が低い人の方が覚醒レベルが高い。つまり外向性が高い人は外部の何らかの刺激で脳を覚醒させようとする。反対に外向性が低い人は元々の覚醒レベルが高いのであまり刺激を求めない傾向がある。

これを読むと、外向性の人は、脳内の覚醒のために刺激を求めるから外向であり、
内向性の人は、脳内が元々覚醒しているので、あえて刺激を求めて動く必要がないので内向だということが分かります。

こういう場合、無理をして別の資質を取り入れようとしても上手くいかないことが想像できます。

全てのビッグファイブの項目がそうかは分かりませんが、そもそも根っこが違うということはあるようだと思いました。



私はビッグファイブよりエニアグラムのほうが得意なので、ここでエニアグラムの話を少しさせてください。
エニアグラムのワークショップに行くと、私とは別タイプの人で、その行動が素晴らしい人がいたりします。
そのような良い行動は自分も取り入れたいので、その人から詳しく話を聞くことがあります。
それで、相手をつかまえて詳しく聞いて分かってくるのは、その良いと思った行動は、相手の性格タイプの欲求に深く根差しているということです。
「ああ、そうか。それはタイプの欲求だったんですね」「だったら、その欲求が無い私には、同じ行動を意識せずに行うことなんてできませんね。そんなの始めから気にしていないし、意識していないことを意識して動くのには無理がありますしね」なんて感想を言うことがあります。

根っこが違う場合は、もう仕方ないものだとあきらめてもよいと思います。

そこをあえて無理してもいいとは思うのです。あなたが、それをしたいなら止めようとは思いません。
ですけど、それは、「無理をしている」という自覚込みでしたほうが良いと思います。

なんていったって根っこが違うのですから。

とにもかくにも、まずは自分の根っこの自覚からですね。





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