尖閣はもうだめかも

個人的には難しいな、と思い始めています。
なぜなら、左はどうか知りませんが、右方向におけるネット著名人による言及を聞かないから。
北方領土4島を実質あきらめたあたり(その少し前)からそうでした。
右からの文句は少なくとも私の耳までは聞こえてこず、ネットニュースでもそういう声は取り上げらておらず、
北方領土がそうなら、引き続き、尖閣もそうなるのではないかと思い始めています。
もうこれはフラグと言ってもいいものです。

北方領土について言えば「返せ!北方領土」のスローガンを封印した北海道は、ソ連の北海道への進行を忘れたのだろうか?とその対応が不思議でなりません。

話を尖閣に戻せば、
今、日本の右派の一般人の多くがタイプ6な性格を出していて、依存先である政府に文句を言わずただただ付いていくだけになっているので、各個の事案としては、何か思うことがあるでしょうが、総論としては、どのような事態になっても政府を支持していくことになると、そう予想しています(北方領土のときと変わらない反応ということです)。

尖閣に ある日突然、中国が上陸し、旗を立て、施設(観測とか通信とか)のコンテナひとつでも、テントのひとつでも置いて、それを取り外そうとする日本にガミガミ文句を言えば、日本は何もできないのではないかと危惧しています。
突然起きた混沌に蜂の巣をつついたようにはなるでしょうけども、騒ぎだけで何もできずに終わると見ています。
たとえそのとき対応ができたとしても、中国は事実をコツコツと積み重ねて尖閣を自国のものにしていくと想像しています。

だから、今の内に気象観測所でも他の施設でも作っておいたほうがいいのに(非軍事施設なら左の人も文句は言わないでしょう)、官僚たち政治家たちは自分たちが火中の栗を拾うのは嫌だし、中国と喧嘩もできないので、結局何もしないでしょう。

日本はタイプ6の国と言われ、タイプ6は安心・安全・安定がとても大事で、その反対の未知や混沌を避ける傾向があります。
平時において能力を発揮するタイプ6の特性は、有事には不向きなものとなります。

※ 『タイプ6は心配事・不安に どう反応しているか、 精神レベルにより どう変化していくか





中国の性格タイプについて言えば、私の想像している通りであれば、当意即妙な性格タイプです(やることも大胆で、2015年4月の日経新聞には、ハリー・ハリス米太平洋艦隊司令官の言葉として「中国は(南シナ海の)サンゴ礁に土砂を入れてコンクリートで覆い、4平方キロメートル以上の土地を作り出した」と書かれています)。刻々と変わる変化への対応も早いです(新型コロナのときは10日間で1000床の病院を新築しました)。時にピンチをチャンスに変えることさえあります。あと、アピールが上手いです。

当然有事においては(戦力が拮抗していれば)中国に分があります。

だからこそ事前の先手が必要なのに(後手に回りやすく混沌に弱いタイプ6の日本は平時に先手を打つしかない)。日本は混沌から目をそむけ(混沌の可能性すらタイプ6は大嫌いだから)、殴られてから(有事になってから)騒ぎ始める。…といういつものパターンになりそうで。


2020/11/05 追記
中国、海上警備に武器使用へ 尖閣周辺など、日本漁船も対象か(共同通信) - Yahoo!ニュース』

「外国船が中国の管轄する海域で違法に活動し、海警局の停船命令などに従わない場合は武器の使用を認める」海警法草案の全文を公表したというニュース。
この「中国の管轄する海域」に尖閣が入る恐れがあるそうです。
少しずつ積み上げてきてます。中国。

およそひと月前の10月7日には、
尖閣 日本漁船の出漁情報、中国に漏洩か(産経新聞) - Yahoo!ニュース
というニュースがありました。
数日前には、
尖閣周辺に中国船、年間最多更新 57日連続、計283日に(共同通信) - Yahoo!ニュース
というニュースがありました。

こういうニュースが流れてなくて、日本人がすっかり忘れて緩慢しているときでさえ、中国は少しずつ積み上げています。

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