コンフォートゾーンの話なんかを書いてきて、
村上龍の『ヴェンチャー=少数派という原則』という文章の理解が
少し進んだかなという感じです。
安心・安全・安定が大切なエニアグラムのタイプ6な日本人は、
コンフォートゾーンを求めます。
コンフォートゾーンとは、一言でいうと、「安全(快適)領域」と言ったものです。
タイプ6な日本人は、安心・安全・安定が大切なので、絶対安全な正解を求め、失敗を恐れ、少数派であることを嫌います。
コンフォートゾーンからは出たくはありません。
より
この文章は、本としては、『無趣味のすすめ』(幻冬舎)にに収録されているようです(一言一句同じかは不明)。
文中に、
「自分で考えて決断するのがヴェンチャーであり、質問そのものがヴェンチャースピリットにそぐわない」
とありますが、
正解を求めている時点で、もうヴェンチャースピリットでは無いわけです。
そして、快適空間であるコンフォートゾーンに留まりたい人も、ヴェンチャースピリットから遠い人なわけです。
「ヴェンチャー企業を興したいのですが、どのビジネスがいいでしょうか」という質問に代表される、自分の快適は維持しつつ、他者に答えを求める依存は、タイプ6な日本にまん延しています。
この文章が書かれたのは、2006年ですが、それから今までの間に、ヴェンチャースピリットへの理解がどれほど進んだのかといえば、あまり進んでいないようにも思っています。
それで理解が進めば、依存的なタイプ6日本人にヴェンチャースピリットを求めるにも無理があることが分かってくるわけです。
(分かってきた人が、「若者に期待」とか、自分以外の何者かに期待という名の依存をしているのでしょうかね)