エニアグラムから見た日米関係

先日の『エニアグラムから見た、あなたにとって、住み易い国、住み難い国の話』の追記のような話です。

エニアグラム性格学の『統合と分裂』という考え方を延長してみると、国と国との相性も見えてきます。

ここでは、『統合と分裂』で日本とアメリカを見てみます。

日本は、タイプ6の国。
アメリカは、タイプ3の国。

このタイプ6とタイプ3の関係は、『統合と分裂』です。

タイプ6(日本)とタイプ3(アメリカ)であれば、
タイプ6(日本)はタイプ3(アメリカ)を肯定的もしくは扱いやすいと感じ、
タイプ3(アメリカ)はタイプ6(日本)を否定的もしくは苦手なものと感じます。

つまり、
アメリカ的な態度は、日本では比較的受け入れられ、
一方で、
日本的な態度は、アメリカでは比較的受け入れられない。
ということになります。

これは、以前、『日本人の交渉ベタ 他国から見て「おいしい」日本』の中で引用した
岡村 進さんの話

(議論が激しいのに)耐えかねて、気配り発言などしたら、あいつはポリティカルだと批判されたときは心底参った。

につながる話です。

日本人からは、アメリカ的な態度は好意的に受け止められます。
あまり否定的に語られることもありません。
先の岡村さんも、心底参っていますが、相手を否定的には語っていません(もしかしたら所属する集団に自分を会わせるタイプ6的な動きの可能性もありますが・・)。

一方で、アメリカ人にとって、日本的な態度は否定的に語られる可能性が高いものとなります。


ここで、話は飛びますが、
タイプ3アメリカが、統合の方向のタイプ6日本を苦手とするのは、
沖縄返還時の尖閣諸島の話を思い出させます。

いい加減な記憶で書くので、違うかも知れませんが、
あのとき、日本(の官僚)は、沖縄返還の最後のほうで尖閣を滑り込ませたそうです。
それで、アメリカは嫌がったそうです。
大統領が尖閣を「ガッデム アイランド」というほどに。。。

あの当時アメリカは、日本のタイプ6的な行動に手を焼いていたようです。

そして、今のアメリカは、日本を研究して、日本を押さえつけるのに成功した・・・というところなのでしょうね。

つまり「アメリカは日本に対し、否定的な部分は変わらず、苦手意識は無くなっている」と私は見ています。

今回は、エニアグラムの『統合と分裂』から見た日米の関係でした。


話を、日本そのものに限定すれば、
日本がアメリカ化するのは、タイプ3の分裂の方向なので、
良くないのですけどね。

参考
【エニアグラム用語】統合と分裂
エニアグラムから見た、あなたにとって、住み易い国、住み難い国の話
エニアグラムを通して見た、国民性と個性の関係
エニアグラムの本に書かれているタイプ3国家アメリカ

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