前回のつづきのような話です。
知情意の説明は、前回のものをお読みください。

※ 今後この手の話を「知情意のエニアグラム」という言葉でまとめていきます。

エニアグラムの知情意に馴れてきたら、

自分の知情意が一致しているかを意識してみてください。
「心では気になっているのに、(具体的な)態度は知らんぷり」は、情と意が一致していません。
「態度では合わせて、でも相手のことが嫌い」も、意と情が一致していません。
「考えているだけで、実行が伴わない」は、知と意が一致していません。
知と情の例が出てきませんが、理性と感情の狭間で迷うことはあるかも知れません。

大抵は、自分のセンターのほうが強く意識されるはずです。

例えば
『夢想家(ヘレン・パーマー/レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』のタイプ4ならば、情が優先されてるのですけど、態度とチグハグなときがあります。
「本当は気になっているんだけど、かなり気にしてるんだけど、私からは連絡しない」だとか、
「気に入っている人をからかう」だとか、
そんなことをするタイプ4がいます。

『調停者(ドン・リチャード・リソ/レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』のタイプ9であれば、意が優先されて、とりあえず態度を合わせているけれど、もしかすると、嫌いだったり、納得いっていないかも知れません。

また、過去に『健全なタイプ5と通常のタイプ5の違い』で書いたように、
『考える人(ドン・リチャード・リソ)』のタイプ5であれば、知が優先されて、知識を追い求めるだけで、行動が後回しになります。

一言で言えば、健全なタイプ5は知識を活用するのに対し、通常のタイプ5は知識を追い求める

リソ&ハドソンの本より引用


理想は、一致することですが、これも意識できていれば、それだけで良いと思います(私もまだ意識段階あたりなので・・)。

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