事業部のデザイナーだった私が組織開発に異動したわけ
こんにちは。えんあかです。ミクシィに入社して今年の4月で8年目になります。ずっと事業部のデザイナーとして主にアプリのUI/UXデザインをしていたのですが、約半年ぐらい前に「デザイン戦略室 デザイン戦略G」という部署に異動しました🙌 どんな部署かというと、主にデザイナーに関わる組織開発や人材育成、広報など行っています。
社内外問わず、私を知っている人に今の部署に異動したことを話すと、「えっなんで異動したんですか?」と大体驚かれます。(充電期間ですか?と言われたこともありました😂)こんなに驚かれるってことは珍しいパターンなのかも?と思い、今回は自分が今の部署に異動した理由を書いてみようかなと思います✍️ なにか新しいこと挑戦したいな〜と思っている人の参考になれば幸いです🙏
サービスを作ることが大好きだったこれまでの私
そもそもこれまでの私の経歴がどんなだったかというとこんな感じです👀
■2013年4月
株式会社ミクシィに新卒入社
■2013年8月〜2017年3月(約3年半)
当時のグループ会社でフォトブックや年賀状アプリのUI/UXデザイン、Webやプロダクトデザイン
■2017年4月〜2018年2月(約1年)
当時のグループ会社でマッチングアプリのUIデザイン
■2018年3月〜2019年8月 (約1年半)
新規事業の部署で新規アプリ「CHAROP」の企画、アプリのUI/UXデザイン
■2019年9月〜現在
デザイン戦略室でデザイナーに関わる組織開発や人材育成、広報
所属としてはずっとミクシィですが、デザインの幅を広げたい、新しい刺激が欲しい、そんな思いからいろんなサービスに関わり、直近は新規事業にも挑戦しました。とにかくサービスが作ることが好きでしたし、関わったサービスが成長したり、ユーザーの皆さんに喜んでもらえることをやりがいに感じていました。
しかし昨年7月ごろ、自分が企画から関わったサービス「CHAROP」のクローズが決まり、どうしよう、次なにしようと悩む日々へ...。悩んだ結果、次のキャリアとして事業部ではなく、組織開発がメインのデザイン戦略室へ異動することを決意しました。デザイン戦略室に異動した理由は大きく2つあります。
理由1:事業や組織を作る上のレイヤーの人の話を理解できるようになりたい
昨年、初めてゼロイチで企画から作ったサービスが「CHAROP」だったのですが、とにかく自分の力不足を痛感しました。デザイナーとしてのアウトプットのクオリティ面もそうですが、特に感じたのが自分の視野の狭さや視座の低さでした。
実際にCHAROPという新規事業を経験して感じたのは、ユーザー体験をどれだけ作り込んでも、それだけで事業が成長するわけではないということです。CHAROPの振り返り記事にも書きましたが、ターゲットユーザーは楽しんでくれてるけど、その層ってどれぐらいいるの?その人達は友だちを誘ってくれるの?などなど。当たり前ですが、事業として成立させるにはユーザー体験だけではなく、事業として成り立つモデルであるかもというビジネス視点がとても重要です。
いろんな経験を経て自分のスキルの幅を広げていたつもりでしたが、その幅は結局デザインという領域内だけでしかなく、それだけでは今後事業のデザイナーとして通用しないのでは...と感じました。今の自分では違うサービスにジョインしても同じパフォーマンスしか発揮できないのでは...。そこで、環境を変えてみよう!いう思いに至りました。
事業を作る上のレイヤーの人の話を理解出来るようになりたい。違うインプットでデザインとは違う視野を広げたいと思い、組織開発に興味を抱きました。組織の変化は会社や事業方針を大きく反映しているので、どのような意図で組織が変わったのかを知ることは、事業の方針や考えを知ることに近いと考えたからです。今の部署なら、そのような情報が知る機会が多く、そこの理解を深める事ができると思いました。
理由2:ナレッジを自分がHUBになって社内に共有したい
もう一つの動機は、プロジェクトごとに分断されているナレッジを知りたいというのがきっかけでした。新規事業のチームにいたころは、他のチームはどうしているのだろうか、サービスデザインのもっと良いアプローチ方法やフレームワークがあるのではと悩むことが多々ありました。なんとなく手探りで始めたのがデザインスプリントで、それが私達のチームにはフィットしたような気がします。
サービスがクローズし、チームが解散となったときに思ったのが、デザインスプリントで進めたというこのナレッジはこのチームの中だけで終わってしまうのだろうかということでした。デザインスプリント導入したらよりワークするチームがもしかしたらあるかもしれない。自分はもっと他のチームのナレッジを知りたいと思っていた、情報を発信したり、広める活動をすることでいろんな事業に貢献できないだろうかと思い始めました。
事業デザイナーであると、どうしても事業に120%コミットしてしまうので、組織全体に対してという動きは難しいと感じています。そこで、自分が組織戦略というポジションから、自分のナレッジをはじめ、現状伝播できていない社内のナレッジも自分がHUBになることで社内に共有できたらと考えました。(noteの記事もその取り組みの一環だったりします。)結果、自分もいろんなナレッジを知ることで、自分の引き出しが増えたり、視野が広がるのではと思っています。
実際、異動してどうだったのか
実際に異動してまだ半年ですが、事業部のデザイナーとして働いていた頃と比べると、関わる人の数は格段に増えました。これまでは関わりがなかった部署のデザイナーの方や、人事や広報の方々、各部門のマネジメント層の方のお話を聞く機会も多くなりました。新しいインプットに刺激を受ける日々ですが、「そこまで考えられてなかった...」と反省することも多いです😓
また、根本はサービスに関わることが好きな人間なので、サービス作りたいなと思うこともあります。しかし今は自分になかった視点を学び、これまでとは違うベクトルに成長できればと考えてます。そして、「これは絶対成功させたい!」と思える事業に関わるときに、自分がチームや事業を牽引できるような存在になれればと思っています。
以前、デザイナーとして伸ばしたいスキルの記事でも紹介した、私が伸ばしたいスキルカード2枚です👆今の部署で伸ばせるようにがんばります...💪💪
もしよろしかったらサポートお願いします🙇いただいたみなさんのお気持ちでチームのお菓子を購入します🍪🍬