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研修、やっただけで満足してない?育成支援で意識すべき3つのポイント

こんにちは、デザイナーのえんあかです。ご縁あってこちらのイベントに登壇いたしました🙌

研修がテーマということで、以前、企画、実施したプロパーデザイナー向けの研修の経験から学んだ、「育成支援で意識すべき3つのポイント」について紹介しました。今回はイベントで話した内容をダイジェスト版としてnoteにまとめてみます。

研修を考える側の方はもちろん、現場メンバーの皆さんも紹介するポイントを意識することは成長促進につながるかと思うので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

研修、やっただけで満足してない?

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皆さんは、研修を受けた。または、研修を企画、実施した。それだけで満足してしまった。こんな経験ありませんか?私自身がそうでした。その参加した、実施した研修は、今にどう活かされてますか?研修のその後まで考えられていますか?

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今日は、研修をやっただけで終わらせないために、実際に私が研修を企画して気づいた、「育成支援で意識すべき3つのポイント」についてお話したいと思います。


01. 研修をしただけでは点の効果でしかない

このポイントに気づくきっかけとなったのが、今年の1月にプロパーデザイナー(新卒入社デザイナー)全員を対象に実施したキャリア研修です。

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ヒアリングなどから、「キャリアへの不安を感じているが、時間を取って考えられてない」という問題があると感じ、この研修を企画しました。研修では上記のキャリアを考えられていない要因を少しでも解消したいと思い、内容を検討しました。ここでは「どこを目指せばいいか分からない」という課題に対して研修内で提供した、自己分析のフレームワークを少し紹介します。

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研修ではWillCanHopeというフレームワークを使用しました。これはミクシィ社内でキャリア開発支援に全社的に導入し始めたものです。(Will Can Mustの方が一般的ですかね)

Will Can Hopeとは、キャリアの考えを整理するためのフレームワークです。
Willには自分がやりたいこと、Canには自分ができること、Hopeには会社が自分に期待していると思うことを書きます。特にこのHopeは難しいですが、意識することが重要です。当日はこのシートの内容を元にグループごとに意見交換や悩み相談などを行いました。

で、実際どうだったのか、参加者アンケートの声がこちら。

参加者の感想(一部抜粋)
・定期的に振り返ることは大事だと思いました
・先輩と話せて自分の近い将来のヒントになった
・同じデザイナーでも目指すことや、やっていることの違いを改めて感じた

想定してた課題に対してのサポートは出来た。効果あった。このアンケート結果だけを見るとそう感じると思います。

しかし後日、参加者へのヒアリングで研修後の話を聞いてみると、このような声が。

・WCHシートの内容を上司と話せてない、共有しただけで終わってしまった
・目標を実行したいけど、今のチームや業務的に難しい
ネクストアクションにつながっていない

研修として効果はあったとは思うのですが、結局、研修はネクストアクションにつながらなければ、その時だけの効果、点の効果でしかないと反省しました。

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研修すること自体は効果があることですが、それだけでは点の効果でしかない。研修をネクストアクションにつなげるところまでを設計することが重要です。


02. Mgrを巻き込み、業務の中で成長させよう

じゃあ、ネクストアクションまで、じゃあどんな流れを設計したらいいのか。それがポイント2です。

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これは個人にとって意味のある学習に関しての仮説なのですが、7割が業務上の経験、2割がいわゆるロールモデルからの学び、研修の効果は1割でしかないとのことでした。業務から学びが最も自分を成長させる、これは皆さんの体験としてもしっくりいくのではないかなと思います。研修も業務外で刺激を受ける重要な要素ではありますが、業務を通じた学びをメインに捉える、これが重要だと考えました。

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そこで業務を通じた成長サイクルを考えるべきだと感じ、実際に作成した理想の成長サイクルがこちらです。目標設定をし、アクション、トライ&エラーを繰り返し成長し、パフォーマンスが変化するといった流れです。

この成長サイクルですが、図のようにポイントでMgrが適切なサポートしているメンバーほど、理想的な成長サイクルを描けていることがヒアリングから分かりました。例えば、たとえばメンバーが設定した目標が次のステップには足りない場合、Mgrが目標の視座を上げるアドバイスしたり。メンバーの成長を促すためには、Mgrのサポートが必要不可欠だと感じました。

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とはいえ、全部をMgrへ丸投げではMgrへの負担が大きすぎますよね。そこでメンバーはもちろん、Mgrも支援しようということで見えてきたのが線のサポート円のサポートです

線のサポートは、さきほどの成長曲線の一貫した流れの中で、Mgrはもちろん、戦略G、人事がいろんな角度からメンバーをサポートすることです。今回のキャリア研修だったら、成長曲線の中の目標設定の部分でのサポートになるかと思います。それだけだと点ですが、その後にMgrや人事がサポートすることで成長曲線沿った線のサポートなっていきます。

円のサポートは、対象者の育成に対してこの三者が連携することです。
ここでは特に育成する側であるMgrへのサポートというのを意識しています。例えば、業務のアドバイスはいいけどキャリアのアドバイスって?と悩むMgrもいるかと思います。そんなときに、人事がMgr同士の意見交換の場を提供したり、戦略Gからヒアリングから得たノウハウを共有したりなど、
三者がチームになって育成に取り組むことで、メンバーへのサポートの質が向上すると考えます。

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業務の中での学びで成長させることが重要で、そのためにはMgrのサポートが必要不可欠。点のサポートから、Mgrを巻き込んだ線や円のサポートを意識してみましょう


03. 業務の中で少し難しい挑戦をさせよう

メンバーへのサポートって具体的に何をしたらいいんだろう。そんなときに意識してほしいポイントが、こちら「業務の中で少しむずかしい挑戦をさせよう」です。業務を通じた学びをメインに考えるとなると、この目標達成につながる業務や役割で、何を任せたらいいのかが重要になってきます。

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その時に意識してほしいのが、「目標×活性化」という視点です。目標、いわゆるWCHシートの実現につながるかという要素と、対象者を活性化させる、モチベーションを上げるという要素、これが満たされていると成長をより加速できると考えます。

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これは「デザイナーの活性化」という研究論文の内容が元になってます。
論文内の活性化している、してない状態は、これまでのヒアリング結果に当てはめても、かなり合致していると感じたので紹介します。特にこの3つ目の「自分より少し難しい仕事に取り組んでいるとき」が重要だと思っていています。

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じゃあ、デザイナーでいうと少し難しい仕事ってなにか。これは個人的には大きく2つの方向性があると考えます。1つが領域を広げる、自分のメイン領域から少し発展した仕事です。もう1つが規模が大きくなる、関わる人や影響範囲が少し大きくなる仕事です。これらの視点を意識して、目標達成につながる、かつ少し難しい業務を任せてみると良いかと思います。

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逆にデザイナーが活性化していとき状態は上記のときです。いつの間にか自分が、またはチームのメンバーがこの状態に陥ってることもあるかと思います。活性化している状態と合わせて、していない状態も意識することが重要です。

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目標につながってるかだけでなく、活性化している、してない状態を意識して、メンバーに業務や役割を任せてみましょう。


まとめ

今日は研修をやっただけで終わらないために、育成支援で意識すべきポイントを3つ紹介しました

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研修に参加した、研修を実施した、それだけで満足するのではなく、それをどう活かすのかを、育成側はもちろん、対象者となるメンバー側の皆さんも意識してほしいと思います。

最後に上司から言われて印象に残っている言葉を紹介します。

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育成支援とデザイン、一見、全然違う領域のように感じるかと思います。
私も異動してすぐは、これってデザイナーの仕事なんだろうか?これまでのデザイナーとしての経験が活かせてるのだろうか?そう悩んだりもしました。

でも改めて考えると、今やってることって、現状把握、課題定義、解決案検討、テスト。やってることはサービスのデザインをしていた頃と同じ。結局同じ問題解決だと上司の言葉で気づきました。育成支援もデザイン、最近はそんな風に捉えられるようになりました。

まだまだ育成支援としては始動したばかりですが、小さくプロトタイプを繰り返し、少しずつ成果を上げて行けたらと思います。


以上、長文となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました✨初の外部登壇ということで、社内でチームメンバーに協力いただき、事前にリハーサルもしました。その際、多くのフィードバックをいただき、初期版と比べたらかなりブラッシュアップされたと感じています。(リハ超大事です!)また機会があれば挑戦したいなあ。ではまた🤗

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えんあか / mixi

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株式会社ミクシィで働く9年目デザイナーです。少し前までデザイン戦略室で組織支援などしてましたが、最近また事業部に戻りました🦄 | 好き:ともだちはくま,邦楽ロック,お笑い | 📩:https://www.facebook.com/en.akaaaaa