私に兄なんて居ましたっけ?　2

兄と親の絆…
それは何だろう?

散々親から絞れるだけ金を絞り
親が言うことを聞かなければ叩いて
それでも、親と良好な関係と言えたのだろうか
親からは兄の愚行について聞いていたし
母が感情的に話す所を見れば
親と引き裂かれたという兄の言い分は
兄が勝手に思って言っているだけである

母が入院中から退院するまで
とにかく私に食ってかかってきた

食料をはじめ、日用品から生活に関わる買い物は
全て私がやっていた
もちろん、費用は預かっている親の通帳から
私的には、父親が困らないようにと
簡単に食べられる物を選んで買った
しかし、兄が一緒に食べてしまう

父親の食事の準備は兄が簡単にでもしてくれていた。母が入院中、少しでも助けられたと思っていたのに

兄は私が父親の食事を作らず、食材だけ
買ってきて終わりだと不満をぶつけてきた

更に、私が親の通帳を預かると言うことは
介護込みで親が頼んだのだから
引き受けたからにはちゃんとやれと

この話で、今までちょっと食事の支度だけでも助かると感謝した自分が馬鹿だった

兄は独身で、親と暮らしていて
仕事以外は自室に籠もりゲームなど趣味を楽しんでいる
父親の食事を準備する時間はあるはずだ

私はその時、自分の家庭を見ながら
母親の入院先へ届け物をしたり
病院や福祉関係とのやりとり
父親の様子うかがいと奔走していたのだ
子どもも、下はまだ高校に在学で送迎などもあった

合間に、父親の介護認定調査も受けたが
在宅だった兄は話に加わろうとせず
後から役所の担当者に電話して
誰が認定調査を頼んだのか
誰が金を払うのかと、なかば責めていたらしい

病院ではコロナの関係もあり
面会は禁止されていて、私も病状説明や
届け物で訪ねる位だった

が、兄はそれも理解できないのか?
入院した母親に電話をして
これからお金はどうするのかと開口一番に話し
母はショックを受けた
コロナで面会は出来ない事を伝えても
母親の病状を伝えても
病院に訪ねたり、直接電話をする兄

聞けば、病状については
ちゃんと医師に聞いて裏を取らないと信用出来ないとかで
よほど私が信用出来ないのかと思う