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結婚すると思っていた彼に振られた話①

彼との出会いは大学3年生、友達に無理やり連れて行かれた合コン?飲み会?で私たちは出会った。初めて会った日から彼は私に好意を抱いてくれていたらしく、そのあと2年間紆余曲折あり、5回目の告白でとうとう私が折れ、彼の彼女となった。

この書き方だと、まるで私がモテてモテて、最後は仕方なく付き合ってあげた、ような感じだが、全くそんなことはない。1年半私に思いを伝え続けてくれた後、3回目の告白で私は彼に『今までも恋愛対象として思ったことはないし、今後もありえない。コンブ君(彼)は最高の友達だと思っている。』と、今から思えばかなり酷くてはっきりした言葉を伝えたのだ。これを機に彼は私を一切諦め、その後、バイト先の後輩から告白されおつきあいを始めた彼の態度は一変した。別人かと思うほど私に対して冷酷になり、彼女との写真をFB、グループLINE、twitterに投下、誕生日もシカトされた。そりゃそうだ、一年半に渡り、3回も思いを伝えた相手にバッサリ振られ、これは彼なりのけじめだった。彼らしい、当時の彼女を大切にし120%の愛を注いだ結果だったのだ。

この結果に一番動揺したのは、誰でもない、そう、私(笑)

3回目の告白を振ったとしても、どうせ彼は引き続き私のことが大好きで、何よりも優先してくれ、大切にしてくれ、良い相談相手でいてくれるとタカを括っていたのだ、本当に大馬鹿。彼が自分の元を離れ、他の誰かを大事にしている姿を見せつけられ、初めて、彼の存在の大きさと偉大さと素晴らしさに気がついた。本当に、大馬鹿(笑)。後の祭りなんですけどね。

そんなこんなで後悔に苛まれ一年が経ち、その間彼とは会えないどころかほぼ音信不通、SNSも全てフォロー解除(後で聞くと、私のことが嫌いになったわけじゃないけど、その時の彼女のことを思うと外すしかなかったと。こういうところも好き。)きっと彼は私のことを恨んでいるし、こんな風に後悔している自分があまりにも惨めで、あの一年、私は一生分の後悔をした。


つづく