基礎っつうのは積み重ねです。
今年半ばからずっと顔出している“劇団×音楽部”んとこに先日また顔を出して、基礎を教えるというか、なんかしてきた。
何故そういう流れになったのかというと、
夏の“劇団×音楽部”の公演をワシがらみで見に来た業界御大じじぃがさ、
「暇な時、イントネーション教えに行ってもいいよ」とほざいたので、
「いきなりそれは怖いだろ、ピュアな劇団員が!」となり、
多分恐れないのは芳賀鉄也だけなんだけど、
それまた別の機会にしておいて、
その前にというか、まぁなんか行ってきた。
稽古散々見に行ってて思ってたこともあったんだけど、
一番偉い人な芳賀鉄也が実演出来てしまう点と、
彼が作りたい作品や求める演出に対応しきれなくなる点とかね、
求む到達点ははたから見てたらわかるわけで、
そういうのって個々の特性をまず個々が把握してない、
未経験だろうと、経験者だろうとクセはあって、
そのクセを生かす方法の基盤が出来てないんだなというのがあり、
単純な「客観性」の影響でもあったりする。
自分がいいと思っているとこと他人からみたらいいと思うとこは違う。
ってことですんげー基礎なこと伝えに行っていた。
勿体ないとはやはりすごく思うわけ。
歌えるし、踊れるし、で、
でも発声やら滑舌も含めて、身体全体を使う・意識するがズレている。
連動させねば「美しい」にはならない。
が、よく考えたらワシ、教えるとか断固拒否ってるねん(笑)
オファーされてもマジで嫌がっている。
最後に何か教えてたのって運営してた介護の職業訓練校時代か。
これはまぁ演劇関係ないようで関係あったから、
しゃーない運営が自分ではあるしな…でやってたくらい。
ガチ演劇的なのはワシの現役時代くらいだ、30年前に近いよ。
ここで団体としての種類の違いと難しさがある。
junksharpは復活しようが何しようがユニットでしかない。
うちの子?・山崎正悟がいるが、
あれは無駄に基礎だけは出来てるからいいんだけど、
形態的に公演決めた時以外ワシは原則稽古やらんし、
毎回使うかは別として、キャスティング決めて書く。
現役・昔は一言一句言い回しやらを指示、直しをしていたが、
果てしない作業なのでワシは吐かせるものを本人に寄せることにした。
寄せても別に問題ない作風、作品性だし。
さらにどのキャパでさえ、生声で喋らせるけど。
劇団×音楽部は劇団なので、そうもいかない。
作品と方向性が芳賀鉄也とワシでは違うのもあるが、
世界観を役者に寄せないし、いろんなものが大変だ。
大所帯でもあるってのが影響もしてて、
やらなーあかんこと多数でもあって、追われてしまう。
でもひしひしと伝わる芳賀鉄也の欲(笑)
もっとやりたいんだろうなぁとか思う。
そして最後にはマイクつけての公演だからまた違うわけさね。
使う空間の違いもそもそもあるが、
最終的に生かマイク越しかによって、やりようが異なる。
異なるんだけども、基礎・基盤は変わらないわけよ。
小難しいメゾットとかも出来なくないんだけど、
いやそれはワシがとてつもなくめんどくさいんだが、
それは結局本人らが自分に何が合うか、
必要かってのを意識出来ないと意味はない行為。
無闇やたらにWS行く人いるけど、
必要じゃないものの場合が多いとは個人的には思う。
様子見でーならいいけど、お高いやん。
今回はうちの子・山崎正悟は参加しなかったけど、
「何すっかなー」と確認で話してて、
いわゆる養成所とかで近頃何してんの?話なんだけど、
そこから劇団×音楽部に必要なものは…と。
発声含め身体の使い方・意識ってのが一致だったんだが、
思わずここは「暗黒舞踏」を…とほざいた。
ほざいたら「出来るんですか?」と突っ込まれた。
もれなく「もう身体動かせません…」で終わった。
チッ。
いつものクセでテキストに「そのいち。」とかつけてたんで、
まぁ「そのに。」はあるというか、
いやらしいクセがついてない分、ある程度さっさと修正かけた方がね、
彼らの次の公演、稽古苦しいのは変わらんだろうけど、
多少なりね、ハードルの位置が上がっていいんじゃね?と思う。
が、気を付けないとかつてほんとに言われていた、
「ワシ様」「暴君」が勃発するんで要注意だわな…。
…わんこ会長を忘れたらあかん…危険だ。
ということで、呼ばれたら行くある…らすぃ。
それ以前に台本書けよ、編集しろよ。
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