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存在を問い続けて

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「岡山の部落史」をテーマに、「渋染一揆」や「明六一揆」(解放令反対一揆)を中心に、江戸時代から近代までの論考や史資料を紹介していきたい。
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#穢多

「渋染一揆」再考(12):身分呼称

「渋染一揆」は部落史だけでなく日本史においても重要な<できごと>である。 小学校から高等…

藤田孝志
1年前
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岡山の部落関係史:津山藩

津山藩の部落関係史料については『岡山部落解放研究所紀要』に「美作津山藩被差別部落関係資料…

藤田孝志
1年前
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岡山の部落関係史:岡山藩7

江戸時代の史料を元に、先達の研究成果を借用しながら年代別にまとめている。 幕末に起こった…

藤田孝志
1年前

岡山の部落関係史:岡山藩6

江戸時代の中期から後期にかけて幕府や各藩から「えた」・「ひにん」身分を対象とした差別法令…

藤田孝志
1年前
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岡山の部落関係史:岡山藩4

◯1713(正徳 3)  村と町の放し犬は穢多にとらせるよう命令(市政提要)  浅口郡船尾…

藤田孝志
1年前

岡山の部落関係史:岡山藩3

ここでは岡山藩における「穢多」に関係するできごとを略年表にまとめておく。基本的には人見昭…

藤田孝志
1年前

岡山の部落関係史:岡山藩1

手元に『部落問題 調査と研究』(岡山部落問題研究所)に掲載された「岡山県の部落問題歴史年表(前近代)」(大森久雄)、「岡山・津山藩びおける部落問題関係略年表」がある。簡略ではあるが、要点をよくまとめているので、これをベースに、私が所有する岡山藩に関係する史料も参考にしながら、岡山藩・津山藩に関係する略年表を作成してみたい。 歴代の岡山藩主は、宇喜多直家(1573~1581)・宇喜多秀家(1581~1600)、小早川秀秋(1600~1602)、そして池田忠継(1603~161

「史料」再考(2) 捕亡・行刑

穢多・非人など賤民が犯罪人の「捕亡」や「行刑」にどのように携わっていたか、人見彰彦氏が「…

藤田孝志
1年前
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「史料」再考(1) 「用留」

人見彰彦氏が「部落史のひとこま」と題して岡山部落問題研究所の研究誌『調査と研究』に、研究…

藤田孝志
1年前
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