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一人ひとりが都心のまちを楽しむことから始まるコミュニティづくり ~ちよだコミュニティラボ 2023

スタッフ矢部です。
エンパブリックが、千代田区のちよだコミュニティラボ(コミュニティ醸成支援事業)に参画して7年、「都心のまちでどのようにつながれるのか?」を区民のみなさんと探求してきました。
そのちよだコミュニティラボ(ちよラボ)の2023年のプロジェクトについて紹介します!

ちよラボのコミュニティづくりのアプローチ

千代田区のような都心では、多様なライフスタイルや価値観の人がいる中で、また、その地域にいる年月も多様な中で、これまでのコミュニティ形成のように
・その地域という基盤があるからつながれる
・長く一緒にいるからコミュニティがつくれる
を前提としたコミュニティづくりは難しいのではと考えています。

だからこそ、それぞれの個人の思いを軸にした小さなつながりから始め、地域の中で顔を見える存在を増やす、そして、徐々に関係性を作っていく。
されに、その小さなつながり同士がつながっていくことで、まち全体のつながりができていく。
それが、新しいコミュニティづくりではと考え、ちよラボでは、色々な取り組みをしています。

アーバニストの考えを活かし、まちに関わる人を増やす

一つは、昨年度から取り組んでいる「アーバニスト@千代田」。
アーバニストとは、それぞれの思いから始めまちに関わることで、都会暮らしを楽しむ人たちであり、アーバニストの活動はそのまちの魅力を高めるまちづくりの一つともなります。

■アーバニスト@千代田のサイト
https://urbanist-chiyoda.net/

昨年度は、「丁寧な暮らしを考える対話」「100年企業と千代田のこれからを考える活動」「神田の口頭伝承を広げていくオーラルヒストリー」「ボッチャ、エスコートダンス、ウォーキングサッカー、和グルミのワークショップの合同体験会」など、色々なアーバニストの活動が始まりました。

今年は、定期的に集まり「わたくし発」のプロジェクトの企画を、参加者同士でブラッシュアップし合うアーバニストミーティングの開催と、アーバニストを広げる夏と冬のキャンペーンに取り組んでいきます。
キャンペーンでは、アーバニストの皆さんのイベントとともに、千代田での様々なイベントやお祭、行事、活動などまちに関わるチャンスを色々と紹介し、まちに関わる楽しさを知って頂けたらと考えています。

顔の見える関係づくり、まちとの接点づくり

一方で、
地域に顔のわかる存在を増やしていくことが大事ということと、
もっと多くの区民に、地域のアーバニストや活動を知ってもらいたいということから、
それぞの人の「私と千代田のストリー」を紹介するYouTubeチャンネルも取り組んでいます。

3月末の交流イベントのちよだコミュニティラボライブ!で行った【5つの質問による自己紹介】を活用し、多様なテーマの活動をしている方や、色々な活動ステージの方を紹介しています。今後も定期的にストーリー紹介をしていきます。

都心における地縁コミュニティを区民と共に探求していく

さらに、地縁コミュニティのこれからを一緒に考えていく取組みも実施していきます。町会の枠を超えて、参加した人同士で学び合う勉強会を区民の人と企画し開催していきます。

ちなみに、町会の取組を紹介し合うイベントは昨年度も行い、そこから事例集も作成しました! 

また、オンラインでの関係づくりの可能性についても、町会長さんと地元のお店の人の話を聞くオンラインイベントも開催し、そこでの気づきをまとめました!

今年も「ちよだコミュニティラボ」として、色々な挑戦をしながら、区民の皆さんと一緒に、コミュニティづくり、活動づくりに取り組んでいきます!
私自身は「地域活動コンシェルジュ(と名乗らせていただきます)」として、色々な縁や、地域の資源をつないでいけたらと考えています。

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